貪欲なシンプリストの幸福論

欲張りだけど生き方はシンプルに。そんなワタシが幸せについて考えたいと思う

家ごもりのあなたに貪欲なシンプリストがオススメしたい本7冊

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今週も2回の出勤を終え、本日も在宅勤務でございます。

 

昨晩は帰宅後スカイプ飲みをして、相手が酔っ払ったのをいい頃合いと見て、おひらきに。こういうスタイルは面倒になってきたら(!?)すぐOFFにできるし、そこから帰宅する時間と手間をかける必要がないので、すぐにお風呂に入ってさっさと寝られるというメリットしか感じていません。

 

 

他にも自宅でできることってまだまだあります。

特に読書が妙に進みませんか?

こんな時期だからこそ、#Stayathomeということで、貪欲なシンプリストの独断と偏見によるオススメ7冊をご紹介したいと思います。

 

 

【ライフスタイルを見直す】

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1.ヒュッゲ

以前はまっていてこのブログでも何度か話題に出したデンマーク的ライフスタイル哲学「ヒュッゲ」に関する本です。ヒュッゲについては何冊も本が出ていて、貪欲なシンプリストも一通りチェックしましたが、こちらが一番読み応えがある気がします。

 

  

北欧らしい美しいデザイン魂は表紙だけでなく、すべてのページに貫かれており、ヒュッゲに関する写真やイラストなどビジュアル面でもポイントが高いのですが、取り上げられているトピックも小難しいものではなくて、読書や家ごもりの方法とかフード、ファッションとか身近なものが選ばれていて、敷居が低いです。

 

読んでいて楽しい1冊なので、自宅でシンプルに、だけど楽しく巣篭もり術を学ぶのにはうってつけでオススメ。

 

2.シンプルリスト

 

シンプルライフを送る身として欠かせないのがドミニック・ローホーの著書です。

その中でもこちらの一冊は自分で考えて、オリジナルの幸福度の高いシンプルライフスタイルを築き上げるワークができるので、自宅での時間を持て余し気味な方々にオススメです。

 

自分の好きなモノ・コトについてリストを作ること自体楽しい作業ですし、自分の中のポジティブな面にフォーカスできるので、自宅時間の幸福度がきっと上がるはず。

 

3.森の生活

昨年のGWでもオススメしたこちらの1冊は、世界的名著として知られており、特に近年ではミニマリズムやライフスタイルのシンプル化の傾向を受けて、再び脚光を浴びています。

 

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簡単に説明すると、ハーバード大学卒業のアメリカ人インテリ青年が、都会での生活を捨てて、森の中の小屋に移り住み、自給自足の生活を送る中で書かれたエッセイです

 

隠遁x自給自足の究極のミニマルライフで、たとえ時代背景、文化が異なろうと、ソローの思索は現代人の胸を打つことは多いと思います。

 

くつろいで読書の時間をがっつり取りたい方にオススメしたい古典的名著です。

漫画版もあるので、さらっと読みたい方には是非。

 

【エアートリップ感を味わう】

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旅に出られない時期ではありますが、本をめくればそこには異世界が広がっている。

想像力を駆使して、本の中から現地の空気感を感じてみましょうよ。

4.ソングライン

ブルース・チャトウィンはイギリス人の紀行文学者で、彼が書く旅のエッセイはどれも深みのあり、上質な映画を見ているような心地にさせてくれます。

 

こちらはその中でもオーストラリアのアボリジニ文化に踏み込んだ旅行記となっており、何気ないディテールの描写がリアルです。リアルさがないと旅行記を読んでいる気がしないので、大事ですよね、そういうの。

 

自宅にいながらにして異文化を味わいたい方、ブルースと一緒にオーストラリアの砂漠地帯を旅してみませんか?

 

5.海からの贈り物

 

こちらも昨年GW中にオススメした1冊ですが、視点を変えて「海辺のコテージでシンプルに過ごす」という観点で、非日常を味わえると思います。

 

女性としての生き方についてのエッセイではありますが、ジェンダーフリーに捉えていただいても示唆の多い文章だと思います。

 

本のボリュームは小さいながらも、波の音を感じながら、静かに思索にふけるにはもってこいでオススメです。 

 

 

【自分を強くする】 

 

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この時期をチャンスと捉えて、自分を鍛えてみる時間にするのも一つの手だと思います。

 

6.セルフファシリテーション

最近仕事に役立つフレームワークを勉強していて、その一環で読んだこちらは、仕事だけでなく日常の中でぶち当たる壁とそれに対する自分の思いを見つめ直し(リフレーミング)、解決策へとつなげていくための方法論を教えてもらいました

 

 

もともとファシリテーションには関心があり、数年前にはワークショップにも参加した経験があります。

 

www.greedysimplist.com

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他者に対して用いるだけでなく、自分ミーティングでうまく有効活用することで、無駄に悩むことでエネルギーを消耗せずに、生産的になれそうな気がするので、オススメです。

 

7.「夢をかなえる」自分になる

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つい昨日読み終えたばかりのこちらが、貪欲なシンプリスト一押しの一冊となります。

おしゃれなブックデザインに心惹かれたのと、ブックオフで200円くらいでお手頃価格だったので手に取ったため、著者が全米でも人気のあるZhena's Gypsy Teaのオーナーであることを初めて知りました。

 

著者のジーナさんは大学中退・職なし・貯金額は一桁・生まれたての子供は難病、というこれでもかっていうくらい大殺界がかかっていた境遇から、子供の命を守ることをモチベーションとして、自身のルーツでもあるジプシー文化にインスピレーションを得て、独自のブレンドによるお茶のブランドを立ち上げ、全米から高評価を勝ち取るまでに至ったという経歴があります。

 

https://www.zhena.tv/x/life-by-the-cup/

 

お茶にしても世界各地のオーガニック・フェアトレードにこだわり、現地の社会課題解決にも意識が高いソーシャルビジネスを展開しているようです。

 

残念ながらネットで調べても日本でこちらのお茶を購入するのは難しいようですが、いつか機会があったらいただいてみたいと思うような、魅力的なお茶のブレンドが本の中で紹介されていて、コーヒーが飲めない、もっぱらお茶派の私にはたまりません。

 

一言でこちらの本をまとめてしまうなら、そんな苦境からビジネスを立ち上げ、成功し、家族にも恵まれるというサクセスストーリーなのですが、この手の本にありがちなパターンではなく、著名人の格言とジーナさん自身の失敗談から得られた教訓、そして先ほど書いたように、様々なハーブや花のブレンドが魔法のように表現されていて、ユニークな一冊に仕上がっていると思います。

 

正直『「夢を叶える」自分になるーあなたの願いを実現させる17の秘訣』という邦題が陳腐なように思えてしまう。

このタイトルをサブタイトルにして、是非とも原題の”Life by the Cup”という彼女のビジネスに絡んだ、大事なお茶の要素を前面に出して欲しかった。・・・というのは素人の戯言でしょうか・・・?

 

そんな彼女のメッセージの中で、現在の世相にぴったりな一言を引用させてください。

 

制限の中で、豪勢に生きる。

 

ないものに目を向けるのではなく、すでに持っているものを大事にすること

 

あなたはどういう点で制限を感じ、それに対してどんな反応をするだろうか?(…)

コツは「誰もが制限にぶち当たるが、手元の課題はそこに隠された宝を探して掘り起こすこと」、と繰り返し思い出すことだ。

 

制限があると、錬金術師のようになって、手元にある材料を使って本気で想像力を発揮するよう差し迫られる。

 

 

 

お題「#おうち時間」