初バイト代で買ったモノ
北欧ライフスタイル研究のために、色々本を読んでるんですけどなんでも、デンマークの若者は、初任給で椅子を買う人が多いそうです。
なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?―人生を好転させる「空間」の活かし方
- 作者: 小澤良介
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2015/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
椅子なんて、どこでも売ってるやん!という話ではなく、デンマークが誇るデザイナーの椅子です。だからかなり高額。
それをデンマークの若人は自宅のヒュッゲ化のために、頑張った自分へのご褒美として好きなデザイナーの椅子を買うのだそうです。
一つずつお気に入りの家具を揃えていき、一生物として長く大事に使っていくということです。
泣けますねぇ・・・
私も今年の春に、ずっと思い描いていたようなウッドデスクをCreemaで見つけて買った時も「ご褒美感」満載でした。って、そこまで高額なものではなく、せいぜい2万ちょっとの買い物だったんですけどねw
でも、よくよく考えたら、私も学生時代のバイトで貯めたお金で家具を買ったんだった。もちろん、デンマークチェアのような効果なものじゃありませんけどね。
思えばそれが自分で心地よい空間をデザインし、稼いだお金で作り上げていくことを始めた時でした。
10代の終わりに目指したのは、エスニックテイスト。
もちろん自由に使えるお金は少ないわけで、手持ちの家具、不本意ながらずっと鎮座している使わなくなった電子ピアノがあるという、制約もありました。
いろいろ考えた当時の私が決めたのは、ダークブラウンのウッドシェルフを買うこと。
近所の家具屋さんから通販まで探した結果、セシールで圧迫感のないオープンシェルフを見つけました。お値段も2万円弱。
きっちり寸法も測って、シミュレーションもして、予算も考えて、という一連の作業を行ったのも初めてのこと。
果たしてバイト代が入って注文し、シェルフが届いてから自分で組み立てたときのこと。自分が思い描く部屋に一気に近づけたような喜びを感じたものです。
今はこの家には住んでいないのですが、すっかりシンプリストとなった今の部屋からすると、なんともごちゃついた感じですが、当時の自分にはこれが良かったのですw
アジアンテイストに近づけるために、その後買い足したのがエスニックな布類。
こちらは低予算でインテリアをガラリと変える効果があるので、気軽に買えましたね。
確か吉祥寺のエスニックショップをはしごして手に入れたインドのジャカードの布を布団カバーにして、王宮風ソファ、とうそぶいてた記憶があります(恥)
その後は徐々にオーストラリア旅行で出合ったアボリジニのアート作品や、 下北の古道具屋で見つけた引き出しなどが加わり、エスニックと古道具がミックスされた空間へと変わっていきました。
お部屋のアトリエ化で、アクセサリー作りや絵を描いていたのもこの頃です。
ちょっとしたアーティスト気分を気取っていたんでしょうね(またもや恥)
一人暮らしというわけではないけれど、自分の頭で考えて、自分の心から望むことを進めて行くという仕組みを部屋作りを通して学べたんじゃないかな、って今思います。
シンプリストになった今となっては、改めて昔の部屋の写真を見るとこっぱずかしさもありますが、あの頃築き上げた世界観が今でも自分の中に生きているのを感じます。自己形成っていう意味でも大事なプロセスだったんでしょうね〜。
ま、それもまたある意味で「自立」なのかな。
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]