2019年駆け込みパワースポット巡り@奈良
2019年も残り4日ですね。
街中が慌ただしい雰囲気に包まれる中、貪欲なシンプリストのシュカも昨日仕事納めでございました。
連休初日の最初に、景気づけとして先日弾丸で最後の追い込みとして奈良のパワースポットを回ってきたお話をば。
貪欲なシンプリストは京都好きでここ2年ほど何度か通っていますが、最近はより歴史が遡る奈良が熱いです。もちろん大昔の修学旅行で見所はある程度訪れてはいるのですが、大人になって改めて足を運んでみると、新たな発見もあり、京都とはまた違った魅力を感じました。
もちろんパワースポットも素晴らしい場所ばかりなので、いくつかご紹介したいと思います。
①東大寺・大仏
ベタな場所ではありますし、修学旅行でほぼ「必ず」訪れる有名スポットですが、アラフォーになって改めて行ってみると、妙に感動を覚えました。
年季の入った大門にすでにノックアウトです。
古の時代にはきらびやかな色合いだった事でしょうが、朽ちかけた(失礼)風合いなのがなおのこと、いい。修復はしているのでしょうが、ピカピカにメンテされた京都のお寺とは違って、いい具合にくたびれてるのが却って歴史を感じさせるのです。
奈良のお寺で拝観できる仏像は一見素朴なのですが力強さを感じます。
完成した様式美を持つ京都の仏像とはまた違った魅力、より大陸的な特徴だったり、ミニマルなデザインが今の自分の胸に響く感じ。
黄金の仏像、というと東南アジアの仏像を連想させますが、こちらはどちらかというと仄暗い空間の中で妖しい輝きを帯びる、チベットとかブータンのお寺の仏像を思わせますね(行った事ないけど)。
そして、教科書の世界です。奈良の大仏様。正しくは東大寺盧舎那仏です。
迫力ありますよね。
ちなみに東大寺は聖武天皇と光明皇后の命で建立されたことで知られていますが、実はこの光明皇后という方が日本の元祖福祉的な存在であることはご存知でしたでしょうか。
元は藤原氏の娘として誕生し、初の皇族以外の皇后ということですが、敬虔な仏教徒であり、今風にいうと「デキる女」だったようで、孤児院や貧困層向けの療養院的な施設を建てるなど社会事業にも積極的だった上に、晩年は夫である天皇亡き後は実質的に政権を握っていたとも言われています。
光明皇后がつくった悲田院・施薬院って?法華寺に残る浴室(からふろ) | 歴史上の人物.com
現代社会でも日本の格差問題や片親世帯の貧困などの問題が多いわけですから、色々示唆に富んだお寺とも言えますね。
②大神神社
貪欲なシンプリストがかねてからお参りしたかったパワースポットが、古代の神社の様式を今に伝える大神(おおみわ)神社です。
JR奈良駅からJR桜井線で三輪駅で下車→徒歩5分ほどで鬱蒼とした鎮守の杜足を踏み入れることになります。
大神神社には本殿がなく、拝殿しかありません。それは御神体が後ろにそびえ立つ三輪山だからです。三輪山にはお参りという形で登山が可能ですが、常に入山できるわけでもなく、入山できてもルールがありますので、あらかじめサイトで確認の上お参りください。もちろん入山しなくてもお参りは可能です。
自然の中に佇むパワースポットはいるだけで癒されると同時に、背筋が伸びる思いがします。それが浄化ということなのでしょうか。
大神神社パワースポットIn奈良県の不思議な力とは?ご利益やアクセス方法も紹介 | パワースポット全国情報NET!
超絶すぎるパワースポット!不思議体験をする人が続出の「三輪山」 - NAVER まとめ
引いたおみくじは「大吉」
今までの努力が実っていい転職先が見つかるのでしょうか。
思わず今までのことを思い出して涙が滲みますw
大神神社に隣り合う形で狭井(さい)神社も合わせてお参りができるようになっているのですが、杜を深く進むことになり、より一層の癒しを感じられます。個人的には今年一番のパワースポットかもしれません。
ちなみに三輪山への入山はこちらの狭井神社から受付をして入っていく形です。
③室生龍穴神社
奈良で一番行きたかった場所が山間の宇陀にある室生寺と室生龍穴神社です。
残念ながら交通の便がさほどいいわけではないので、時間的な制約があるのですが、奈良にいらしたら是非とも足を運んでいただきたいエリアですね。
室生大野口駅からバスでさらに進んでいくと清流のせせらぎが耳に心地よく響いてきます。
室生寺はバス停から徒歩5分もかからないところにあるのですが、さらに15分ほど歩いていくことで、室生龍穴神社へたどり着くことができます。
連理の杉が出迎える、明らかに異質な空間。
ひっそりと杉の大木に囲まれるように佇む社。
大神神社で感じた癒しの優しさから、どこか挑むような強気になってしまうような神社でした。困難があろうとも「やってやろうじゃん」的な。
本当は奥社があるのですが、神社なからの道は封鎖されており、時間の関係で迂回ルートもNGだったので、今回は残念ながら参拝ならず。まあ、スムーズにいかない時というのは呼ばれていない、ということなので潔く諦めます。
また足を運んでお参りをさせていただきたいと思います。
室生龍穴神社ルポ【パワースポット情報-奈良 宇陀】奥宮に妙吉祥龍穴 滝,御朱印,駐車場も
④室生寺
そしてトリは室生寺。
残念ながら紅葉には間に合いませんでしたが、東大寺の大門と同様、朽ちた感じが美しいお寺でした。紅葉シーズンは最高でしょうね。
言葉は不要ですね。
安置されている仏像も一見の価値ありです。
時間の関係で奥の院には行けませんでした。こちらも再訪決定です。
京都派→奈良派へ
巷では京都派と奈良派に分かれる説もあるようですが、貪欲なシンプリスト的はどちらも好きですし、それぞれの魅力があります。
ただ、京都には何度かご縁をいただいてきた貪欲なシンプリストは素朴だけど力強さ、そしてシルクロードの終着駅としての古の時代の国際色を感じさせる奈良にはまりつつあります。
幸いなことに来月も奈良へ足を運ぶ機会があるので、今からどこへ行こうかとウキウキしています。
2020年は奈良の年になるかもしれない、という予感がします。