京都散歩という名の幸福論について
真夏再び!?で、出張からの京都寄り道からちょっとぐったり気味で帰ってきた貪欲なシンプリストのシュカです。
TOEFLも結果こそまだですが、終わった後の開放感に浸るべく、ひとまず勉強は一休みして、中部地方の出張帰りに自分へのご褒美で京都にて1泊してきました。
4月頭に仕事で大阪へ来た際に桜を見に立ち寄って以来なので5ヶ月ぶりですね。
一昨年あたりから頻繁に京都通いをするようになって、有名どころはある程度訪れたことから、最近はパワースポット詣では少しにして、ただ街をブラブラするだけでも嬉しかったりします。なんだか、もう、それだけで幸せになるのです。
そんなわけでいささか大げさなタイトルですが、京都は歩くだけで幸せである、という意味での幸福論についてぼやきたいと思います。
京野菜のおばんざいを頂く幸福
京都へ来ると、野菜系をたくさん使ったおばんざいをおなかいっぱい食べたくなります。おばんざいビュッフェとか、大好物ですね。
今回は京都に到着した晩御飯を少し早めの時間に、錦市場にあるお店を選びました。
過去に一度利用したことがあって、ナチュラルテイストのお店で、新鮮な京野菜をふんだんに使ったメニューのバリエが程よく豊富で、どれもとても美味しいです。
観光客でごった返す錦市場のど真ん中のビル2階にあるお店で、窓から市場の賑わいを眺めながら、快適空間でヘルシーなご飯をいただくことの、なんと幸せなことよ!
今の時期は茄子が美味しいですね。
京の路地を歩く幸福
誰もが認めると思いますが、京都は歩いているだけでとても楽しい街です。
だからこそ、今回も真夏日であったのにも拘らず、レンタルサイクルは利用せずに会えて徒歩で移動してました。
特に京都は大通りではなく、路地に面白さが凝縮されていて、古い建物や、祠など京都らしさが随所に見られます。時には店先からほのかに良い香りが漂ってきて、歩き疲れた自分を癒してくれることも。
特に四条〜五条の間の路地には、古い京町家をリノベしたお店も多く、のぞいて見る楽しさもありますよね。新京極通とかのアーケード街も決して嫌いではありませんが、京都のお散歩なら、断然路地歩きの方が幸福度が高いです。
特に貪欲なシンプリストは高瀬川沿いや、鴨川沿いを歩くのが好きで、毎回この辺をうろうろしています。特に高瀬川沿いにはカフェやおばんざいのお店が並んでいて、今回はこのあたりのお店でランチかお茶をしたいと考えていました。
残念ながら高瀬川沿いのお店はランチどきにオープンしているお店は少ないので、鴨川沿いのKAWA Cafeへ。
鴨川沿いの川床を照らすにしたフレンチビストロ・カフェ。テラス席は一人250円のチャージが必要ですが、店内からもそののどかな眺めは楽しむことができますよ。
おばんざいではありませんでしたが、フランス人シェフが腕をふるう北欧風ピザはしっかりサーモンの切り身も入っていてボリューム満点。スタミナをチャージできました。
最初はデザートもつけてましたが、満腹すぎてキャンセルしてしまったほどですw
次こそはタイミングを合わせて、高瀬川沿いのお店へ行きたいと思います。
お詣りで自分と向き合う幸福
散歩だけでも満足とは言いながらも、やはり古都京都ですから、神社仏閣を訪れることも忘れたくありません。なにせ歴史あるパワースポットでいっぱいの街ですからね。
貪欲なシンプリストはお参りしたいところを先に決めて、その周囲をゆっくり散策するというプランを立てるのですが、今回は六波羅蜜寺と豊国神社を選びました。超メジャーではないので、帰って静かにゆっくりお参りができたので、幸福度が上がります。
六波羅蜜寺ではおみくじが他とは変わっていて、四柱推命に基づいており、けっこう辛口ということで、実は有名だったりします。そんなおみくじ、気になってしまうじゃないですか、というわけで今回訪れてみることに。
こちらのお寺は色鮮やかな装飾も見所です。
また、突如人事の変動で繰り上げ?主任になることが決まったり、来年度の進学/転職のためにも出世の神様秀吉公を祀った豊国神社へもお参りをしました。このエリアは国立博物館や三十三間堂にも程近いので、徒歩移動ができて小回りが利くのがいいですね。
他にも画像はありませんが、前日に錦天満宮にて合格祈願(遅すぎ?)のためにお参りをしてましたので、今回の京散歩では合計3か所のパワースポット詣でができたことになります。
豊国神社では宝物館に入らなかったので、秀吉公の歯を拝むことは相成りませんでしたwが、おみくじは「大吉」でした!
パワースポット選びをしていると、自分が何を求めているのかがはっきりしてくる気がします。また、お参りしている間も自分の願望をクリアーに神様にお伝えするので、自分の目的意識も定まります。なんというか、きっとお参り(祈り)ってそういうものなんだと私は思います。自分の中の迷いや曖昧模糊したものを一掃するために、自分と向き合う時間を持つ、それがパワースポット詣でで得られることなのではないか、と。
国宝を拝む幸福
豊国神社のお隣は日本のお宝ざっくざくの国立博物館があります。現在は新館だけのオープンになってますが、なんと訪問した昨日は無料で見られるサービスデーで、お金をかけることなく日本の国宝をたくさん拝むことができました。
また、前述の六波羅蜜寺でも宝物館を見学したのですが、教科書で見る平清盛像や空也上人像(@六波羅蜜寺)、源頼朝像(@博物館)など、教科書でおなじみのお宝を目の当たりにできたのはいい体験でした。写真とは違って、ディテールをじっくり見ていくことで、やっと見えてくるものもあったりするので。
さらに、博物館では墨絵や日本画などの大御所の作品も展示されており、特に建仁寺の龍神図のオリジナルは圧巻でしたね。また有名すぎる俵屋宗達の風神雷神図もオリジナルを拝むことができました。
どちらも元は近くの建仁寺に属していましたが、現在はレプリカが展示されているので、写真撮影OKなんですが、オリジナルを観たければ国立博物館へ行きましょう。
アート好きとして、本物と向き合い、筆づかいや色の濃淡などディテールをじっくり見ることで、作者の息遣いが感じられるような気がします。京都は日本の歴史の中で生まれた一流品を目にすることができるなんとも幸福度の高い経験ができる街なのです。
京都を訪れる幸福
毎回京都に足を踏み入れるたびに、心だけでなく体も喜びを感じています。今回は中部地方から高速バスで京都入りしたのですが、仕事の疲れか爆睡で、到着間際までダラーっとしていました。でもなんとバスが京都市内に入った途端にシャキーン、として細胞レベルで京都を愛しているんだな、と改めて思いましたw
幸い次は来月に再び京都へ来ることになっているので、また新たなお散歩プランを考えたいものです。
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