貪欲なシンプリストの四十路準備【クローゼットを育てる】
おはようございます、アラフォーであと数年したら四十路入りの貪欲なシンプリストです。昨日の「整える1日」の中で、本棚の整理をしていて見つけた本を手に取り、「四十路入り前の心構え」をしようと再読しておりました。
一口に「フランス人」といったところで、当然人それぞれでしょうから、巷でもてはやされているフランス式ライフスタイルをみんながみんな、送っているわけではないと思うのですが、それでも洒脱したその生き方は世界中で一種のブランド化していますよね。
私がフランス的な生き方に惹かれるのは、歳を取れば取るほど魅力が倍増するという考え方です。
歳を取れば当然ですが、体も衰えてきます。シワやシミだって出てくるし、体もたるんでくる。だけど、それを整形手術でどうにかするのではなく、多少の努力と自分のスタイルで自然に歳を重ね、ワインが熟成するが如く、若い頃とは異なる魅力を醸し出す。
フランス人マダム達の美しさ、魅力的な輝かしさの秘訣は、四十路を迎える自分としても知っておきたいところ。
重力は、フランスだけでなく他の国の女性にも平等に作用する。(…)60、70代に入ると特にそう。でも老化に対する姿勢は、フランス人女性と他の国の女性とでは色々と違いがある。大きな違いは歳をとることに対する姿勢。先ごろ世界各国で調査したところ、フランス人は老化をあまり気にしていないことが明らかになったの
『フランス人の40歳からの生きる姿勢』
美容整形したからといって、実際に若返るわけでも、寿命が伸びるわけでもない。心の若さを保つために、まずは見た目からという人もいるかもしれないけど、前向きに歳をとるためには、私なら、見た目を無理やり若くして心を若返らせるのではなく、心を若くすることで見た目を若くしたいと考えるの。
「第二の人生」を迎えるにあたっては、正しい自己認識、良識、人生への熱意を基にして、計画や戦略を立てるといいわね。
そんなフランス人が年齢にかかわらず大事にしている価値観を表す言葉で「あるがままの自分を受け入れる」という意味の"bien dans sa peau"(自分の肌の中にいる)という表現があるそうです。
若さにしがみつくのでも、あきらめるのでもなく、あくまで自分の根っこをしっかり踏まえた上で、時間の経過による物理的な変化をうまく調整しながら自分を輝かせる方法論は私にもあっている気がします。
特に私は40になるまでに少しずつ宝物のように身に纏いたい服を少数精鋭化したいという密かな願望があるので、フランス的な価値観で服探し&服選びをしていこうと思っていたりして。
私が強調したいのは、自分自身をブランド化すること。高級ブランド店で買えるものではなく、自分自身のブランドを身につけるの。」自分のブランドとは自分らしさであり、他の人と一線を描くすることでもある。自分自身を定義し、忘れられない存在にすることでもある。
最近はリサイクルショップで状態のいい古着を選ぶことで、良いものを安く、かつエコな方法で取り入れる楽しみを覚えたところですが、憧れの服というのも実はあるのです。
特に、私は藍染の中でも濃紺の色合いが好きなので、いつか一枚身に纏えるものが欲しいと思っていました。藍染の中でもなんども繰り返し染める作業があるので、当然衣類となると高額になりますから、夢の一枚といったところでした。それにそういう服にはなかなかお目にかかれない。
それがなんと、先日の出張で倉敷に滞在していた時のこと、空き時間にお散歩がてら保存地区へ向かう小道を歩いていたら、藍染など自然素材の服のお店を見つけ、なんとなく見ていたら、出合ってしまったのでした。
画像ではわかりにくいのですが、濃紺のリネンチュニック。ダボっとしたオーバーサイズなシルエットですが、ミニマルなデザインで、身にまとうとだらしなさはなく、すっきりした印象。何より今の自分に合った質感と色合いで、はっきり言ってお値段もかなり張りましたが、結果的にこの出合いをフイにしたくなくて手元に引き取ることに。
それからそれから、なんと倉敷滞在中はヒットの連続で別の時に駅の反対側にあるアウトレットでメルヘンで可愛らしいfranche lippeというお店で、冠婚葬祭やちょっとしたおめかしがしたい時にうってつけのパープルのワンピを破格のお値段で購入しました。
こちらも画像だと光の関係でブルーが強いですが、実際には紫色です。
姫っぽいデザインですが、オーバーサイズのものを選ぶことで、大人可愛いテイストで着こなせそうです。シルクなので本当は38000円ほどですが、アウトレット&セールで5000円。一度冷却期間を置きましたが、いろいろ使い勝手が良さそうなので買うことに。
後ろのボタンがラインストーンでディテールも素敵。
こちらの画像の方が正確な色合いが出てますね。
倉敷で出合ったことで、四十路のためのクローゼット育成プロジェクト?が一気に進みました。
年を重ね、自分にふさわしいスタイルやブランドを見直すつもりなら、髪と靴から始めること。
はい、心に留めておきますw
20代前半とかはエスニックな感じで、ガチでインドのワンピとか着ていた時期もありましたが(恥)、これからはエスニックだったり、メルヘンさだったり、マニッシュテイストだったりのアクセントは多少取り入れつつも、基本シンプルで上品な装いをしていきたいと思います。
30歳になる時、30代は「引の美学」を謳いましたが、シンプルさは確かにこの10年間で身につけたので、ストイックさだけだと面白みに欠けるので、むしろ40からはそこはかとなく色香も匂わせるようなオーラも醸し出せるといいな、と思ったりして。