落語は寄席で聴くべきか、上品な劇場で聴くべきか?それが問題だ!!
どうも、20代の頃から落語ファンこと、貪欲なシンプリストのシュカです。
先日、ノー残業デーの日に、就業時間と同時に会社を飛び出して、落語が開催される会場へ走りました。
あたくし、柳家喬太郎師匠の現代的でいて、毒のある落語が大、大、大好きなんですが、ここ最近では当代きっての噺家ということで、チケットが取れない落語家さんでもあるのです。
だからチケット発売時間と同時に待ち構えて取らないとおよそありつけない、という人気アーティストのライブ級の難易度。
ただし、それは独演会とかは完全ソールドアウト状態であっても、三人会など他の落語家さんと一緒にやってる落語会だと意外とチケットが残っていたりします(ただしごくわずかですが)。
そんなチケットを探すようにして、やっとの思いで見つけた「噺小屋スペシャル・如月の三枚看板」という銀座ブロッサム中央会館で開催された三人会で橘屋文蔵師匠、入船亭扇辰師匠とご一緒の三人会。
座席は思い切り後ろの方でしたが、取りましたよ、チケット。だってキョンキョン(喬太郎師匠の愛称)に会いたかったんだもん。
で、滑り込みセーフで間に合った本番。
座席は3階席の後ろから2列目。
ていうか、ほぼ最後列w
上から思い切り舞台を見下ろす、というある意味爽快感すら感じる座席でした。
しかし、これはあくまで落語ですよ、みなさん!
舞台セットなんて、無いに等しい中で一人芝居をするミニマルな日本の伝統芸ですよ!
落語っていうのは、噺家さんの表情や手ぶり身振りを間近で見ることで楽しめる芸なんですよ!!!
・・・それがこんな遠かったら、どんな名人芸でも入り込めませんよ・・。
なんだか、笑えても、どこか空笑いしてる、自分?みたいな。
そこでタイトルの「落語は寄席で聴くべきか、上品な劇場で聴くべきか?それが問題だ!!」という話ですが、
私は断然、寄席派です!!!
寄席の良さは、
✅木賃料アンダ−3000円
✅落語のみならず太神楽やマジック、漫才などバリエ豊かなコンテンツ
✅噺家の表情、ていうか汗まで間近で見られる大迫力のライブ感
これからは地道に寄席へ通うことにいたします。
でも、誤解を与えないように付け加えさせていただくと、二、三人会、親子会などなどもこじんまりした会場で開催される場合は、寄席とほぼ同等のライブ感が楽しめるので、一概に劇場開催が微妙というわけではないんですよね。
ただ、喬太郎師匠レベルだと、大人気なのでそれだけキャパの大きな会場で開催されることになる。
貪欲なシンプリスト、シュカがまだ20代そこそこのうら若き乙女だった頃は、喬太郎師匠の独演会も小ホールとか普通に開催されていて、一度行く機会があったのですが寄席並みに和気藹々としていて、喬太郎師匠の一挙一動がキレッキレで、抱腹絶倒でした。
もう、そんなところでは独演会とか見られないんだろうな、と思うとかなり寂しいのですが、それだけ素晴らしい噺家になられたということでもあるので、仕方ありませんね。
というわけで、これまでに何度か大ホールでの落語を聴きに行きましたが、「大ホールじゃ落語はガチで楽しめない」という結論が出ました。(主催者さん、すみません)
もちろん人それぞれの好みの問題なので、「大ホールの落語会の方が、好き」という方もいらっしゃるでしょうし、それはそれで問題ないと思います。
ただ、私は今後積極的に大ホール開催のチケットは取らないかな。取ったとしても座席表を見て、中央エリア前方の席が取れる状況の時くらいですかね。
後ろの方だったらかえってお金と時間がもったいない。
それなら寄席へ行くか、自宅のネットで落語を見ていた方がよほど幸福度が高いです。
どうやらamazonプライムで喬太郎師匠の落語が楽しめるらしいので、要チェックですね。
ちなみに、来月下旬に喬太郎師匠から新たな書籍が発売されるそうです。
すごく気になってます。
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