東山魁夷展は激混みだったのに、静寂な空気さえ漂っていたのは絵のなせる技!?
おはようございます、貪欲なシンプリストです。
土曜日に終了間近の東山魁夷展@国立新美術館へ行ってきました。
事前に混雑状況を調べて、そこそこ混んでいる程度と聞いていたのですが、展示期間中の最後の週末ということもあったせいか、激混みでした。
チケットブースも行列(同時にピエール・ボナール展も開催していたので、その影響もあるでしょう)をつくっていたので、その場でオンラインチケットを購入。
しかし、入場前にも人数制限のため10分程度並ばねばならず、さらに最後のショップでの会計にも長蛇の列。
さすが日本を代表する巨匠の大きな展覧会ですね、老若男女を問わず沢山の人でいっぱいでした。
専門家ではないのであくまで私個人の考えですが、東山魁夷の画風は写真のような構図、写真のような表現技法でありながらも、写真では到達できない何かが醸し出されている気がしてなりません。
おそらく日本国内だけでなく、西洋にも留学し「異なる世界」を見知ったことも大きいのでしょう。
先述の通り会場内は人でごった返していたのですが、なぜか他の展覧会にありがちな「わさわさ感」が少なかったように思います。
おそらくそれは、東山魁夷の絵が持つ静寂にして瞑想的な境地を描いているからでしょうか。見る者の心をトーンダウンさせ、本来ならストレスフルな環境にあっても、心の余裕を生み出してくれたからなのかも?
気に入った絵がたくさんありました。北欧の風景もよかったし、京都でのスケッチもよかった。さらに襖絵もあたかも海の中にいるような。スーパーハイビジョンの迫力の大画面を目の当たりにしているような臨場感がありました。
珍しいことにショップでたくさん絵葉書を買ってしまいました。
今日までの展示なのでもし間に合うようでしたら、ぜひ。
また、香川県の坂出に小さくはありますが東山魁夷せとうち美術館がありますので、そちらもオススメです。
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