横浜美術館「モネ それからの100年展」を見てきた
おはようございます、貪欲なシンプリストです。
昨日は都内で終日セミナー、からの夕方は電車で横浜までひとっ飛び。
なんだか昔の私のような、アクティブぶりでございました。
行き先は、みなとみらいにある横浜美術館で開催されている「モネ それからの100年」展。
印象派の絵は母が好きで、子供の頃から画集を見たりして慣れ親しんで?きましたが、美術史を勉強していた学生時代は、あえて自分なりに好きなものを見つけるべく、ありとあらゆる美術館や展覧会へ足繁く通ったものです。
年齢を重ねると、美術館がないような途上国暮らしをしていたこともあり、若い頃の趣味からはすっかり縁遠くなってしまいましたが、アート好きであることには変わりなく、去年も金曜日などよる遅くまでオープンしている日に赴いたりしてました。
今年は美術館離れしていたのですが、こちらのモネ展の案内を見て「行きたい」とずっと思っていました。しかし、出張やセミナーが良いでなかなか時間が取れず、どうしよう・・・と思ってましたが、今回のセミナーでその後の懇親会をキャンセルして強行突破することに。
こちらのモネ展では、モネの晩年の代表作睡蓮シリーズとロンドン時代の作品などと合わせて、モネにインスパイヤされた後世の画家である、マーク・ロスコ、サム・フランシスからアンディ・ウォーホルまで幅広いラインナップでなかなか見ごたえがありました。
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読者参加イベントを開催! 横浜美術館「モネ それからの100年」展 | 趣味 | 毎日が発見ネット|人生のちょっと先のことがわかる対策メディア
モネの睡蓮が見たくて今回足を運んだのですが、正直いうと睡蓮シリーズはさほど大したことのない小品集です。ああ、やっぱりあの対策はパリへ行かないといけないのかな。
その代わり(と言ってはなんですが)霧のロンドンを描いた作品はどれも良かったです。
私はモネの中で睡蓮だけでなく、淡い光と鮮やかなオレンジの太陽のコントラストが美しいロンドン作品集も好きだったりします。
モネといえば「印象派」というキーワードがセットになりますが、その印象派こそ、その後に発生する現代美術の抽象画につながっていきます。
特に晩年のモネはほぼ失明してしまい、色の光をまさに「印象」として描いていきました。例えば晩年のお庭のバラの絵に近づいてみると筆で重ね塗りしてるようにしか見えないのですが、遠くからみると薔薇のアーチの形になってリアルに浮かび上がってくるのです。
モネを見るには、近寄って見ることと、離れた距離から見ることが不可欠です。
色が持つ光を巧みな色選びと筆使いで、写真よりも美しい絵を描いた人なんだな、と絵を見ていて思ったのでした。
横浜美術館はコレクション展も同時開催していたので、他にもイサム・ノグチ、サルバドール・ダリの彫刻や、開国当時の横浜の絵やモネの時代のパリの写真、新しい発想の日本画など、アートを満喫した土曜の夜となりました。
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