池袋演芸場は噺家さんのリアル声で落語が聴けるのでオススメです
こんばんは、貪欲なシンプリストです。
三連休2日目の本日は、わたくしもお出かけしておりました。
午前中は今月2回目のジェンダー勉強会。
そして午後はこの冬買い換えようと思っているブラックニットの下見、からの寄席。
(なんかすごい組み合わせだな)
だって〜はまっちゃったら、生きたくなっちゃったんだもん〜。
今回選んだ演芸場は、池袋西口を出たところにある「池袋演芸場」
92席のこじんまりとした寄席ですが、マイクでなく噺家さんたちの地声がそのまま響く、大迫力。
しかも客席と高座が激近なので、しばしば芸人さんと目が合ってしまうという、なんともライブ感満載の「くぁ〜〜〜っ、これが江戸だよっ!」と唸ってしまいたくなる満足度。
今まで行くつかの演芸場で落語を聞いてきましたが、池袋が一番いいですね。椅子の座り心地は悪いけどw
とはいえ、ここ最近は落語ブームで若い人たちからの人気も上がり、私が海外行ってたりして落語と疎遠だった10年ほどの間に日本橋などに新たな寄席の場ができているみたいですね。まだ行ったことないのですが。
落語心中でも戦後、新たな娯楽(テレビ)の出現で下火になった落語。寄席も激減したことを考えれば、再び湧いてきた落語人気は喜ばしいことなのではないでしょうか。
さて、話を今日に戻しますが、私は大抵始まってから1時間ほどしてから会場入りします。だって前座さんのお話聞いても、ねえ・・・
ということで2時開演の昼の席に遅れること1時間強。チケット買って入ってみたらな〜んと満席御礼状態。
休日だからですかね?しかもドアのすぐ斜め前が高座になっていて、ちょっと気まずかったですね。
いや、わかってますよ、途中入場にもマナーがあるってこと。だから受付のお姉さんにちゃんと聞きましたよ!「途中ですけど、今入って大丈夫ですかね?」って。
そしたらどうぞ、って言われたの!そしたら・・・
やはり演目の間を待って会場に入った方がスマートですね。
何はともあれ、2時間半ほど、落語だけでなく漫才、太神楽も含め、芸の真骨頂を堪能させていただきました。
落語というのは究極の一人芝居ですよね。たった一人の人間があらゆる人間を同時に演じ分け、扇子と手拭いのみの、舞台設定なんて一つもない中で繰り広げられる「ミニマリスト的パフォーマンス」。
これからもYoutubeだけでなく、落語の席に通い続けたいなと思います。
それでは最後に、「寄席って興味あるけど、どうしたらいいかわかんな〜い」という方の為に、寄席ビギナー’sマニュアルをば。
①行き先を決める
最近は神保町に落語カフェや東京スカイツリーの料理屋も兼ねたそらまち亭などもあるようですが、ほぼ毎日寄席が開かれているのは、都内でいうとこちらの4軒がカタイですね。
鈴本演芸場(上野)
末廣亭(新宿)
1ヶ月を「上席」「中席」「下席」の3つの期間に分けて、それぞれ出演する芸人さんが変わっていく仕組み。それぞれで最後に演じる噺家さんを「トリ」というのは説明するまでもありませんね。
それぞれのサイトで調べて、日にちと時間帯(日中か夜か)を決めたらあとは演芸場へ行くのみ。
②予約は?
寄席への入場料は「木戸賃」と言いまして、モギリのところで当日お金を払えば買えます。
独演会や一門会のような席ですと、予約する必要があったりしますが、寄席は基本予約不要。行きたいときにふらりと行って、ふらりと入って、ゲラゲラ笑って、ふらりと帰る、というゆるい楽しみ方ができるのが魅力。
ただし、人気のある噺家さんが出るときは、満員御礼で立ち見になることもあります。
でも立ち見が出るほどの人気ぶり、というのが演者さんたちにとっては何よりの「アガル」要素なのかもしれませんね。
③会場内飲食OK?
寄席の良さというのは、元来江戸の庶民が日常的に楽しみに行った場所なので、現代の演劇のようなかしこまった感じとはまたちょっと異なります。
実は飲み物、食べ物が持ち込みOKで、寄席を聴きながら飲み食いしたって別に構いません。が、最近はあくまで「大人のマナー」ということでおおっぴらにはできない雰囲気ですけどね。
ただ、寄席は長丁場なので、笑いすぎて喉が乾くこともあるでしょう。そんなときはサクッとお茶を喉に流すことは全く問題ありません。
ただし、お酒となると話は別で、今日訪れた池袋演芸場も「お酒の持ち込み禁止」になってました。
④寄席を盛り上げるのは、芸人さんだけじゃない
いよいよ開幕。あとはリラックスして芸人さんたちが日々磨きをかけている芸を楽しみましょう。
難しいことは考えなくっていいのです。
ただし、一つだけ。
今日の寄席に行って思ったことなんですが、江戸の庶民の娯楽は、あくまで参加型なのだということ。
昔はもっと野次を飛ばしたり、大向こうのような「いよっ、待ってました!」みたいな掛け声が盛んに飛んでいたことと察しますが、最近はしないようです。
でも、大いに笑い、拍手をし、時に噺家さんたちから絡まれたら反応を見せる、ということが寄席を盛り上げるのに不可欠なのだと思います。
ただ座って見て、クスクス笑ってる受け身の姿勢でなく、池袋演芸場の芸人さんと客席の唾が飛んできそうな距離感のなか、まるで芸人と絡んでるような心地で芸を楽しむというのもオツなものです。
まあ、詳しいことはこちらによくまとめられてるので、ご参考までに!
高校卒業直前に、ふと興味を持った落語の世界。
大学に入った夏休みに寄席デビューを果たし、以来友人何人かを寄席に引っ張り込んだ実績のある私。
このブログを借りて、読んでくださる方の中で寄席に興味を持っていただけたら、幸いです。
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]