ミャンマー お一人様「スタツア」レポ⑤帰国直前にテレビでも話題のNGOに乗り込んできた
気がついたらあっという間に1月が終わっていましたね。
であるのにも拘らずミャンマー旅行記がまだ書き終えていない貪欲なシンプリストです。
さて、土曜の朝はミャンマー滞在最後に訪れた、日本のNGOが運営する養護施設についてお話をさせてください。
テレビでも何度か取り上げられている医療系NGOのJapan Heartさん。
「医療の届かないところに医療を届ける」をミッションとし、ミャンマー、ラオス、カンボジアといった東南アジアの途上国を拠点にし、医療活動を行なっている団体さんです。
看護師のボランティアさんも定期的に募集してることでも有名ですね。日本の医療現場から離れて、最新の医療器具はおろか、電気事情すらままならない環境の中で一人でも多くの患者を救おうと汗を流す看護師さんが、ボランティア期間を終えてひとまわりもふた回りも成長して帰国する姿も印象的です。
10月には創立者で、自ら途上国へ赴いて超過密スケジュールでオペにて執刀する吉岡氏がテレビ「世界ナゼそこに?日本人!」でも取り上げられていました。
他あらゆるメディアでも紹介される方なので、ご存知の方も多いかもしれません。
創立者はもちろん、スタッフの方々の情熱には感動させられることがとても多いです。
そんなJapan Heartさんがミャンマーで行う事業の一つとして、養護施設「Dream Train」の存在があります。
今回、帰国間際の私は事前にアポを取り、こちらの施設を見学訪問させていただく幸運に恵まれたのです。
詳しいことは上のサイトをぜひご覧いただきたいのですが、簡単に言うとミャンマー地方の困窮家庭やストリートチルドレンを引き取り、子供が犠牲になる犯罪の温床から遠ざけて、教育を受ける機会を与えるという趣旨で始まった事業になります。
1990年半ばからミャンマー国内では早急な対応が必要とされるほどエイズ感染が問題になっていました。東北部の国境地帯では出稼ぎや売春・人身売買が原因となりHIV患者が増加し、年間1万7000人がエイズによって命を落としたそうです。
ミャンマー国内において、エイズで親を亡くした子ども達が、日々の食べ物にも事欠き、教育を受ける機会にも恵まれず、根強い差別を受けながらひっそりと生活する。そして貧しさから売春や人身売買のターゲットとなり、自らがエイズ感染の危険にさらされる。このような悪循環な環境が続いていました。
現在では大きくなった子供たちも多くなり、難関の大学試験に合格して、施設から通学する人や、社会に出て働いている人も出てきたそうです。
養護施設を運営する団体が直面する問題としては、子供が小さいうちは「教育」「養育」に集中することが優先課題ですが、成長に伴い成人となった時社会に放り出す形で退所させていいのか、ということがあります。
そうなると施設として「自立支援」も必要な課題になるわけで、Dream Trainさんもこの課題に取り組んでいるところだということです。
↑当日はお会いできませんでしたが、施設のディレクターさんのインタビュー記事になります。
夕方の訪問で、その日は運動会があり、その余韻と心地よい疲労感が施設の中に漂っており、みんなでテレビに夢中になる姿や、砂埃を立てながらサッカーをする姿、図書室で英語の勉強をする姿が見られました。
当日ご対応くださったボランティアの方とのお話からは、いろいろ教えてもらうことも多く、2時間弱の訪問でしたがセルフスタツアとしては十分すぎるほどの収穫をいただいた感じですね。
サイトから見学申し込みもできるので、ヤンゴンへ行かれる方、お時間があれば是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]