歳を重ねてわかってきた、ニュアンスカラーの魅力
こんばんは、貪欲なシンプリストです。
9月に入って、面白いほどに空気が変わりましたね。
少し前までヒリヒリするような熱風の、真夏の空気だったのに
今となっては、それがどんなだったか忘れてしまいそうになるくらい、
少し乾いた風がひんやりと感じられることもあります。
空気が変わると、不思議なことに装いに取り入れる色合いだったり、素材に敏感になります。
まだ夏物は手放せないはずなのに、真夏にピッタリハマっていた赤やブルーなどの原色を身に纏うのが少しのが少し恥ずかしくなってしまうのは気のせいでしょうか?
その代わり、猛烈にカーキやえんじなどの秋色が気になり出してくるのです。
秋へと向かいつつある日本列島。
装いも緩やかに肌を優しく覆う布地が心地よく感じられるようになるのです。
夏の原色の代わりに、この秋は何色の装いをしようかと考えた時、思い浮かんだのが少し紫がかったグレージュでした。
ニュアンスカラーは好きではなかった
20代の頃なら迷わず鮮やかなパープルだったり、または黒、ネイビーを選んでいたのですが、最近はニュアンスカラーを好むようになりました。
グレー、ベージュ、ペールピンク、ペールブルー、グレージュなどなど
色鮮やかではないけれど、落ち着きを与える色合いです。
でも以前の私は好きではありませんでした。
下手すると貧乏くさくなってしまったり、老けてみえるからです(失礼)
似合う方は素敵に着こなされるのでしょうが、黙ってると「何人?」ってかんじで、時には英語で話しかけられてしまうような異国めいた私には、もっとはっきりした色合いが似合うと自他共に認めていました。
ニュアンスカラーを見直す
しかし、数年前に初めてMUJIでグレージュのスカーフを買ったことがきっかけで、私の中のニュアンスカラーへの意識が変わったのでした。
直前の2年間を南の島で過ごしていた私は、真っ黒に焼け焦げていたのです。
そんな私の肌にグレージュのスカーフはしっくりと馴染んでくれたのでした。
ニュアンスカラーでも、ちゃんと似合う色を選べば着こなせる、心の奥で引っかかっていたような小骨が取れた気になり、一気に私はニュアンスカラーに惹かれていったのでした。
ニュアンスカラーの使い方
とは言っても、今でも私ははっきりした色合いが好きです。
特に春夏は赤やイエロー、ロイヤルブルーなど明るく鮮やかな色合いを求めます。
そんなわけで明るい色とニュアンスカラーを掛け合わせるのが、貪欲なシンプリスト流。薄いグレーとイエロー、またはカーキと赤を掛け合わせるのがお気に入りです。
ニュアンスカラー、万歳!
そして今、1年の中で最もニュアンスカラーを体が求めるのが秋であるように思います。
真夏から葉が色づく空気に変わる、微妙な時季こそ、ニュアンスカラーが表現できるのかもしれませんね。
その空気感にもろに影響を受けているのか、最近の私はニュアンスカラーにばかり注目しています。
先月も2本ニュアンスカラーのマニュキュアを買ってしまいました。
また先述のMUJIのグレージュのスカーフも寿命を迎え、MOTHER HOUSEにて2代目を見つけたばかりです。こちらはライトグレーの色味。
ニュアンスカラーを愛せる自分への成長
昔の自分を振り返ると、本当に変わったなあと思います。
全く興味を持たなかったグレーなどの色合いを好むようになるなんて。
それが年を重ねることの面白さの一つなのかもしれません。
または色彩心理学的に言うと
「なんでも白黒つけたがっていた自分から、ゆる〜くグレーなところがあっても許せる自分に成長できた」とも解釈できるでしょうか笑
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