星野リゾート流ファシリテーションスキルがすごい
おはようございます、貪欲なシンプリストです。
昨晩、久々に一部ジョギングを取り入れたウォーキングをしていたら、遠くの方で花火が上がっていました。
そうか、そういう季節なんですよねw
夏だからこそ楽しめることもあるので、暑さを言い訳に人生楽しむことがおろそかになっていてはいけませんね。
暑さなんかに負けないぞ!
でも、熱中症対策はお忘れなく。
ところで、最近貪欲なシンプリストは星野リゾートに興味があります。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの日系ホテル企業ですが、私もいつかどこかに泊まってみたいなあと思うものの、1泊の料金があまりに高くて二の足を踏んでいる有様です。
が、貪欲なシンプリストが星野リゾートに関心を寄せている理由は別のところにあったりします。
きっかけは、先日Netflixで見たプロフェッショナル仕事の流儀(過去に放映されたものが配信されている)の星野リゾート代表の星野佳路氏のドキュメンタリー。
Netflix Japan - Watch TV Shows Online, Watch Movies Online
かなり前のものなので、情報はちょっと古めなのですが、トップダウンではなく「人を活かす」ためのフラットなマネジメントに感銘を受けました。
「人を活かす」というのが、まさに私が今一番身に付けたい「ファシリテーション」スキルと重なるところがあり、俄然興味をいただいたのでした。
ファシリテートが一企業を大きくし、スタッフのエンパワメントに繋がるという大きな実例ではないでしょうか。
そこで、書店でこちらを手に取って読んでみました。
トップも知らない星野リゾート 「フラットな組織文化」で社員が勝手に動き出す
- 作者: 前田はるみ,『THE21』編集部
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は星野代表が直接フィーチャーされているわけではなく、むしろスタッフの方々がいかにして星野式ファシリテーションで自ら発信し、ユニークな企画を進め実現させていったのか、という「ストーリー」が綴られているのですが、それがとても面白いです。
中には代表の反対を押し切って実行に移したというエピソードもあり、カリスマ的な存在と言われている星野代表が絶対君主的な存在で経営に携わっているのではない、ということがリアルに伝わってきました。
私は聞かれれば意見を言いますが、『やって見なさい』とか『やめなさい』といった指示は出しません。(…)トップのいうとおりにすれば評価されるのではなく、顧客満足が高まる事に取り組まなければ自分たちの評価にはならない。
これこそが、トップダウンではなく、目的達成をプライオリティとしてスタッフが自分の頭で考え、実行に移していくスタイルの見事な成功例につながっていくのでしょうね。
またスタッフも困難を克服しながら、自ら立候補して支配人などのマネージメントのポジションに挑戦していくのですが、実際に上の立場に立つようになると自然とスタッフをファシリテートしていく流れになっているのも興味深かったです。
なぜスタッフによく質問するのか。そうたずねると、
「彼らの思考力を高めるのが私の役割だと思うから」とXXX(人名)は答えた。
「私の考えを言ってしまえば簡単ですが、自分たちで考えるからこそ、仕事は楽しくなるし、実力以上の力を発揮することができます。」
星野代表の方式がいい意味でトップダウンできているんだと感じました。
他の企業にもあるのでしょうが、スタッフが自己研鑽のために2年間休職できる制度もいいですね。自分が勤めている会社には特にそういう意味での福利厚生はないので、自費で有給なり欠勤なりで赴かなければならないので、そういう点は正直羨ましかったりしますw
このファシリテーションにより、一人一人のイニシアチブを育成していくことのメリットは、企業の競争力の強化に他なりません。そのことが星野リゾートの成長(厳密にいうと復活)につながっていったのです。
他にもシェアしたことはたくさんあるのですが、長々と書くより、ぜひこちらをお読みいただければ一目瞭然だと思います。
自分自身も勇気付けられる、そんな一冊でした。
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