シンプリストの原点★2年間の南の島暮らしでワタシが学んだこと
こんにちは、貪欲なシンプリストです。
寒さが厳しくなってきた今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
ワタシは年明けから始まった仕事が忙しく残業する割合が増えてきました。
それでも残業の日と定時上がりの日を自分で決めてコントロールするようにしています。
今でこそ、シンプルなライフスタイルを貫いている私ですが、そのベースを創り上げられたのも、一度日本を離れ、物資に乏しい島暮らしを2年間経験したからだと思っています。
今回はそんなわけで、ワタシが南の島で学び、身に着けたシンプルライフ術をシェアしたいと思います。
ちなみに今回の画像は全てワタシが島暮らし時代に撮影したものなので、本文の内容に合ってないのですが、そこはあしからず(-_-;)
- 最小限状態から見えてくるもの
- ごみは存在しない→リサイクル・リユース精神
- 週末の過ごし方で平日が変わる
- アウトドアグッズが鉄板クオリティ
- 外食よりうちパでしょう
- 1人で完結させない→コラボの大切さ
- どこへ行っても、ワタシはワタシ
- 備えあれば憂いなし→常備薬はしっかりと
- 島は楽園ではないけど、学ぶことは多かった
最小限状態から見えてくるもの
実は島暮らしが自分の中で初めての一人暮らし経験で且つ、初の海外生活。
渡航前はあれやこれやと自分の島での暮らしを思い描きました。
あえて必要最小限でやっていくことを決意し、海に隣接する場所でどういうものが必要かもさほど理解しないまま、ほぼ仕事の道具でつぶされそうになりながら現地入りしました。
それが結構失敗だったことをすぐに悟るわけです(;´・ω・)
やはり水陸兼用シューズや薬(下記参照)は必要だった。日本の食べものももっと持ってくればよかった~なんて言いながらなんだかんだで実家の両親に数か月に1回荷物を送ってもらってたました(笑)
でも、現地にあるもので何とかしよう、という気持ちは持ち続けていて、例えば針と糸、そして布を買って自分でバッグを作ったり、同僚のフィリピン人にミシンを借りてスカートを作ったり。海辺で見つけた貝やシーガラスに絵を描いて、アートイベントで売ったりw
現地に慣れていくにつれ、生活もうまく回していけるようになったのです。自分にとって必要・不要を考え直すいいきっかけになりました。
2年後帰国したワタシが驚いたのが、日本のお店のモノの多さ。一瞬めまいがしてしまったほどです。さらに自分の部屋もごちゃごちゃしてるようにしか見えなくて、すっきりさせようと思ったのを覚えています。
ごみは存在しない→リサイクル・リユース精神
例えば自宅で使わなくなったモノをゴミに出したとします。
しばらくするとそのごみが消えてしまうことが良くありました。
ローカルの島住民がごみ箱から「まだ使えるじゃん!」と取り出して、持っていくのです。
また、こんなエピソードもありました。
日本人が何かを処分した時、ローカルがふっと笑って
「君たち日本人はわかってない。まだ使えるんだぞ、これは!」と言ったとか。
首都の島は残念ながらごみの量は多いのですが、離島ではごみがほとんど出ない。
それは私たちがゴミだと思っている物を、別の物にアップサイクルするクリエイティビティを彼らが発揮しているから。
少し大きめのペットボトルをランプシェードにしていたり、空き缶を繋げてブイにしていたり。
モノが無いがゆえに、自分の力でモノを生み出していくところに大きく学ばせてもらいました。
とはいってもモノで溢れている日本で「いつか役に立つかも」とやたらと取っておくことはしません。ただ、何か必要な時に、すぐに買うことを考えずにあるものでうまく工夫してみるようになりましたね。
週末の過ごし方で平日が変わる
島暮らしではストレスからか、体調を崩すことが非常に多かったのですが、ある時からもっと攻めの姿勢で週末を楽しむようになったら、不思議と風邪をひかなくなりました。
それは島ならではの楽しみ方、海に入ること!
ダイビングは当時していなかったので、もっぱらシュノーケリングでしたが、これが本当に楽しかった!
不思議な珊瑚の形と色とりどりの熱帯魚が織りなす南洋の海中世界に魅せられて、ひたすら写真を撮っていました。それが今、ダイビングライセンスを取ろうと思ったきっかけにもなったのです。
週末にシュノーケルの予定を入れると、大変な仕事も頑張れましたね。やはり、どう過ごすかは人それぞれ、またはその時の気分や体調によりけりですが、週末にぱ~っと遊ぶこともいい仕事をするには不可欠なのではないでしょうか?
アウトドアグッズが鉄板クオリティ
島暮らしが当時初めての海外暮らしだったワタシは、色々と持ち物で勝手がわからず現地では苦労しました。当初は現地調達すればいいと思っていて、最小限のモノしか持参しなかったのですが、日本よりクオリティが低いわりに、日本以上に物価が高いので本当に大変でしたね。
そう考えると日本の百均はスバラシイ!とつくづく思います。
低品質なものは潮風吹き荒れる、熱帯の島国では劣化が早くすぐ壊れてしまいます。
そこでわかったのは、アウトドアグッズは頑丈である、ということ。
アウトドアの趣味が全くなかった私にとって、アウトドア製品は縁遠い世界でしたが、例えば水陸兼用シューズはネットの安いモノよりも、KEENなどのメーカーのモノの方がちょっとやそっとのことで壊れないしので断然コスパがいい。
そういう知識を持たなかったワタシですが、島暮らしのおかげでアウトドアグッズに目覚めたのでした(アウトドアの趣味はさっぱりですが…)
外食よりうちパでしょう
島暮らしと聞いて、沖縄の海辺のおされなカフェや古民家を活かしたレストランを連想していたら、そのイメージを直ちに吹き飛ばして頂けますでしょうかw
ワタシが暮らした島にそんなものはありません。無いわけではないけど、あっても掃除という言葉を知らない中華料理屋とか、一応島では一番のホテルということになっていて、内装もいい線いってるのに、天井からゴキさんが降ってきたり(笑)
物価が高いとはすなわち外食代も高いので、そう頻繁に外食をしていられません。アジアのような安食堂も一切なし。
そんな私たちの楽しみが英語で言うpotluck party、つまり持ち寄りパーティーでした。
最近の言葉で言えば「うちパ」ってやつですかね。
参加者が一品手料理なり、買ったものなり、料理が苦手なら飲み物を持参して賄うパーティーは、ご馳走がテーブルに並んで、それはそれは豪華なひと時!
外食するより安く抑えられるのに、色々なお料理も味わえてお得感満載でした。
が、なぜか日本ではうちパに縁がありません涙
1人で完結させない→コラボの大切さ
一人っ子だからか、割と何でも一人でやってしまう性分なのですが、海外暮らしでは独力ではできないことも多いのも事実。
いかに人とつながって、情報交換をし、困難な時には助け合える関係を築けるかが、海外暮らしで必要なスキルでもあるのです。
生活面だけでなくとも、仕事でもコラボの大切さを学んだ島での2年間でした。
過去にはフリーランスとして専門職に就いていたのですが、現在は鞍替えして会社員になった貪欲なシンプリストは、組織の中で色々な人がいる中でも助け合ったりする環境に順応しつつあります。
どこへ行っても、ワタシはワタシ
海外暮らし第一回目@島国、でしたが実を言うとそれまで自分の好きなことに変化はありませんでした。
読書や映画鑑賞が好きなことに変わりなく、自室のベッドやソファで本を読んでいればそれだけで満足。どこにいても本を読んでいれば、活字の世界に入り込めるわけで、それが大変だった時にも精神的なバランスを取るのに役立った気がします。
そこから感じたのは、良くも悪くも自分は大きく変わるものではない、ということ。
そりゃあ、大きな変化を遂げたところはありますが、なんというか、ベースはそのまんまって感じですwだって、全部変わっちゃったら、それもちょっと寂しいじゃないですか。
「どこにいても、ワタシはワタシ」と言えるような自分のコアが持てるのも貪欲なシンプリストとしては大事な価値観なんです。
備えあれば憂いなし→常備薬はしっかりと
最後にリアルな話をすると、薬はちゃんと持って行ったほうがいいってことですね。
日本ではあまり薬のお世話になることが無かったんですが、環境が変わり、結構ストレス度の高い職場だったので、体調を崩すことが増えました。
以下、島暮らしを経験したワタシが選ぶ、海外生活でマストのお薬です。
・胃薬
・整腸剤
・痛み止め、解熱剤
・のど薬
・抗アレルギー剤
・皮膚炎用の軟膏
・酔い止め
・虫よけ
・スポーツ飲料(パウダー)
特に消化器系はやられてしまうケースが多いので、多めに持参するといいですね。
ちなみにナースの友人曰く、下痢止めはあまり効かない上に、下痢をしているときはさっさと出してしまったほうが直りが早いのだとか。但しその際脱水状態になりやすいので水分はこまめに取るべし!
島は楽園ではないけど、学ぶことは多かった
島暮らしとか、島移住とか巷では流行っているというと、変な表現ですが、「島」というキーワードは人気があるようですね。
でも、実際に海辺で暮らした方ならお分かりだと思うのですが、島暮らしは別にパラダイスでも何でもないです。都会とはまた違う現実があると言うだけ。
もちろん、透き通るような美しい海の色に癒されることはあるけれど、その代わり塩害で機械やメタル系のもの(自転車、自動車などなど)が驚くような速さで傷むし、換気システムが日本のようなクオリティではないので、雨季なんかはカビだらけ。
停電もしょっちゅうだし、雨が降らなければ水不足でシャワーや洗い物がままならないときだってありました。
そのうえ、ワタシがいた島は農作業に適していないので、自生する果物や野菜は殆どなく、輸入に頼ってるため高額&全く新鮮ではない。
正直またあの生活に戻りたいかと問われたら、ワタシの中ではNo thank you!!って感じですw
それでもあの2年間にごくわずかな身の回りのモノでやりくりを始め、自分にとって必要なモノとそうでないモノが見極められたのは、大きかったですね。今までわかっているようでいて、実はそうでもなかった自己理解も深まった気がします。
島での2年間で学んだことを、以後日本にいようと、別の場所にいようと、活かしていきたいものです。
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