貪欲なシンプリストの幸福論

欲張りだけど生き方はシンプルに。そんなワタシが幸せについて考えたいと思う

海外で見るとなおさら「ジンとくる」邦画5選

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こんにちは、貪欲なシンプリストです。

以前映画まとめ記事を投稿しましたが、好評だったか否かは別として、個人的に書いていて楽しいので懲りずにまたやりたいと思います(笑)

 

www.greedysimplist.com

 

今回は、海外暮らしをしていた時に見た邦画の中で、日本で見る時よりも明らかに感動度が上がっちゃったであろう作品をご紹介します。

 

もしこの記事をお読みくださっている方で、海外にいらっしゃる方のご参考に慣れたら嬉しいです。(余計ホームシックにさせたらごめんなさい~~~)

 

 

 

深夜食堂

頬に傷跡を残す、ちょっと陰のある定食屋の「マスター」を小林薫が最高に渋く演じているこちらは、厳密にいうと1話完結型のドラマの方を海外で見てました。


映画『深夜食堂』予告編

新宿の路地にひっそりとたたずみ、深夜から営業を始めるこのお店には「ちょっとわけあり」な客から、女子会の常連客まで訪れる人が後を絶ちません。

 

壁にあるの豚汁だけだけど、「言ってくれれば何でも作るよ」というぐっとくるマスターの決め台詞がたまりません。

 

当時私はとある南の島国に暮らしてまして、はっきり言って「島流しじゃね?」と思ってしまうくらい、強制的にミニマルな生活をしてました。物資に乏しく、野菜も育たない島なので、店に並ぶ品は全て輸入品なので鮮度に欠けるうえに、かなり高い値段がついています。

 

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それでも何とか自炊をしていましたが、毎回見せつけられる!?深夜食堂のご飯にやられてました。

 

けど、何よりオープニングが里心を掻き立ててくれるのです。


鈴木常吉 - 思ひで

 

はっきり言って新宿は好きな街でもないけれど、せつなげな男性の歌声に合わせて、車窓から広がる新宿の夜景がたまらなく美しく、思わず唸ってしまったものです。

 

第2シーズンのドラマと映画の方はNetflixでも見られますよね。去年の今頃、見てました~。去年公開された2本目の映画もいつ配信されるか首を長くして待っている今日この頃です。

 

 

南極料理人

同じく「食」モノですが、こちらは実際に南極へいらしてた実在の方が書かれたエッセイを基にした映画ですよね。一見地味なテーマですが、実際には堺雅人さんを筆頭に、どの役者さんもキャラがたっていて、結構面白かったのです。

 

上と同じ南の島国で見たのですが、外は灼熱の太陽の光と潮風が吹く典型的な南国なのに、PCの画面には南極の一面白銀の世界を見るという、今にして思えば極端なことをしてましたね。


南極料理人 (プレビュー)

何の因果か堺雅人演じる海上保安庁の料理人が南極へ派遣され、巨大な貯蔵庫の食材を器用に操って絶品を生み出していくところが素晴らしかったですね。ご覧になった方はお分かりになりますが、伊勢エビのフライはやっぱりありえないですよね~(笑)

 

外出もままならない上に、外に氷河しかないという宇宙規模のミニマルライフを送っていると、食事が唯一のモチベーションを支えてくれる存在になるのは、すごくわかりました。

 

個人的に共感度Maxだったのは、大学院生を演じた高良健吾が遠恋の彼女から電話で別れを告げられ、涙を凍らせながら白銀の世界の中、「渋谷とか・・・行きてぇ…」とつぶやいたあの場面でしょうか。

 

はっきり言って渋谷は全く好きな街ではありませんが、海とヤシの木しかない小さな島国で暮らしていると、東京のごみごみしててもいろんなモノがある街並みが恋しくなったりするものなのです。

 

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心がつぶれそうなとき、渋谷の街をぶらついて、ウィンドーショッピングしたり、カフェに入ったり、友達と飲み会したりするだけでも気晴らしになりますが、南極じゃあ、ひたすら悶々と傷心と向き合うしかないわけです。

 

この映画は良作ですが、日本で見たらただの面白い映画で終わっていたのでしょうが、やはり「何もない」上に過酷な環境で見たことで思い入れのある作品になりましたね。

 

 

かもめ食堂

ていうか、またまた食べる系ですが”かもめ食堂”はどこにいたとしても、ワタシのお気に入りであることに変わりありません。

 

しかも海外でも日本の食卓にのるようなごはんが盛りだくさんというのもいいじゃないですか。 

 


映画 『かもめ食堂』 予告編

だけど、この映画が海外にいた自分の心に響いたのはやはり、同じように単身海外で仕事をする主人公の

 

「まじめにやっていれば、いつかお客さんが来てくれますよ」

 

というセリフに励まされたことが大きいですね。

 

今はたとえ難しい状況でも、それに対してあがくのでもなく、ひたすら目前にあることを黙々とこなしていく。その先に何かが生まれていくのだ、と。

 

海外であろうと、日本であろうと艱難辛苦のときにある方で、このセリフに力をもらった方は多いのではないでしょうか。

 

かもめ食堂はそんな主人公のしなやかな美しさが際立った映画だと思います。

 

 

魔女の宅急便

 ジブリアニメで言えば”となりのトトロ”も鉄板ですが、子供のころ見た時よりも海外暮らししてたからこそ強く響いたのはこの”魔女の宅急便”ですね。

 

ご存知の通り魔女の主人公キキは、魔女のおきてに従い年頃になった満月の夜黒いワンピースと最小限の荷物、そして相棒のクロネコ・ジジを連れ、ほうきに乗って武者修行の一人旅に出ます。


『魔女の宅急便』 予告編

親元を離れ、全く知らない人たちの中で少しずつ、自分の生活基盤を作り、街の人たちと触れていく姿は、海外で1人暮らしをして働く当時の自分とシンクロするところが多く、気がついたら泣いてました(笑)

 

当時のワタシも初めての海外ひとり暮らし。慣れない環境とハードワークでしばしば体調を崩し、高熱を出したことも。劇中キキが雨に濡れてひどい風邪をひき、一人布団にくるまるところなんかはたまりませんでしたね~

 

辛いこともあるけれど、嬉しいこともある。

それが人生。

 

1人立ちをすることで、人生を学び、自分の人生を切り開いていく、そんなキキの姿に一人暮らしを始めた人は共感したことあるのでは?

 

テルマエ・ロマエ

海外生活あるあるで、「食」のほかに「湯船につかってくつろぎた~い」っていうの、ありませんか?


テルマエ・ロマエ(プレビュー)

部屋にバスタブがついていればいいのですが、海外のアパートは大抵シャワーだけだったり、バスタブがあってもお湯の量が制限されていたり、となかなかどうして日本のように入浴生活を味わうことが難しかったりします。

 

シャワー生活、特に南の島では滞在期間最後の半年間はヒーターが壊れていたので、雨の肌寒い日も水シャワーで我慢してました。そんな生活をしてると冷え性のワタシは代謝が悪くなるのを感じてて、やっぱり日本のお風呂は、水を大量消費するけれど健康にはいいんだよな~と、お風呂が恋しくなったものです。

 

テルマエ・ロマエは素直に笑えましたが、ワタシも激しく湯船につかって「いっい、湯っだな~、アハハハ~ン♪」と口ずさみたくなってたまりませんでした。

 

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当時はベトナムに住んでいたのですが、アパートにバスタブこそあれ、ヒーターの性能が不十分で、お湯が溜まる前に出てくるのが水になってしまう嫌いがありました。

 

でもそこは生活の知恵で(笑)、腰湯程度に溜まったお湯に、ビニルのレインポンチョを着て入り、セルフサウナ状態で体を温めてました爆。絶対人には見られたくありませんね~~~~。って、誰も見たかないだろうけどさ、ふっ。

 

意外とこれ、侮れなくて20分くらい本読んでると汗が滝のように流れてきてすっきりするんです。雨季のベトナムは結構寒いので(薄手のダウンが必要)”テルマエ・ロマエ”のお風呂を脳裏に浮かべつつ、自己流サウナでしのいでましたw

 

 

まとめ

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海外生活で見た映画はかなりの量になるはずですし、「いい映画」にもたくさん出合えたはずなのですが、「海外で見るからこそ心に響く」映画はやはりこの5本ですね。

 

何だか食絡みが多くて、やっぱり海外で暮らす上で食の安定が心の安定にもつながるということを痛感しました。

 

その証拠に南の島国の次に暮らしたベトナムでは、一切ホームシックに陥ることはありませんでした。だって、ベトナム料理めちゃくちゃおいしいし、食材も豊富なので自炊のバリエーションも豊富でしたからね。

 

これからもどこかへ行くことがあるでしょう。その時の自分のハートに響く映画に出合えたら嬉しいです。

 

 

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