10年続けた仕事を辞めるのは「もったいない」!?あえて新世界へ飛び出したワタシの選択
おはようございます。
今朝は出張に出向く前に、少し早起きして早朝にブログを書いています。
ちょっとした朝活ですね。
突然ですが、皆さんは転職をした経験がありますか?
特に10年間くらい続けた専門職から異業種へ移った経験がありますか?
ワタシはまさにこの1年の間に2回、異業種へのわらじ替えをはかった経験があります。
1.なぜ10年続けた専門職に見切りをつけたのか
ワタシは若いころに資格を取って、とある専門職を10年ほど続けていました。
国際的な感覚が身に着いたその仕事は楽しく、選んだことを後悔はしていません。
ただ、問題は待遇が良くないことで有名で、今思えば本当にブラックだったなと。
あのまままともにその業界にいたら、ワーキングプアのまま、経済的にも安定することなく終わっていたでしょう。
また、2011年から2年間海外に出たことから、国際協力の分野にも興味を持ち始め、
その専門職だけでは物足りなくなってしまったというのもありました。
経済的な状況を改善するのと、自分のキャリアの幅を広めるため、やってみたいと思う分野に足を踏み入れるべく、昨年私は転職を試みたのでした。
2.1回目の転職はあえなく撃沈
最初の転職は2016年の夏。ちょうど一年前ですね。
当時はその専門職でベトナムに赴任中で、人気終盤で、次の仕事を探しているところでした。
そこで私は異業種への方向転換をはかり、ベトナムと日本、スカイプで面接をしてありがたいことに採用していただいたのです。
業務内容は詳しく言いませんが、日系企業の海外事業のコーディネーター的な役割。
仲介的な業務なら自分の適性にかなっていると判断したからです。
しかし、実際にふたを開けてみたら、挨拶もろくにできないような自己中おじさまたちのお世話係のような仕事。
別にそれはそれで一つの仕事なのでいいのですが、人間関係もうまくいくはずがなく
非常にストレスフルな日々を送っていました。
ただ、いつか慣れるさ、とは思っていたのですが、同時にがんを患っていた母の調子がいよいよ思わしくなくなってきたことから、あっさり2か月で退職。
*詳細はこちらをご参考に↓
実はこの時の人間関係、今でもトラウマになってて、思い出すと怒りがこみ上げてきます。
「人間関係がうまくいかないくらいで逃げるな」という考えもありますが、何でもかんでも辛抱すればいいと私は思いません。
人間関係もそうですが、業務内容的にも自分のやりたかったこととは方向性が異なり、30代の貴重な時間を無駄にしたくないという思いもあったので、辞めたことへの公開はありません。
自分の心をむしばみ、自分の立場を危うくさせるような可能性があるなら「石の上にも三年」なんて悠長なことは言ってられません。
さくっと身をひるがえすのも一つの手だと思うのです。
3.2度目の転職は給料こそ安いが、気に入っている
無職、母の看取り、断捨離を経て、2017年早々に就職活動を行い社会復帰を目指しました。
幸い1社目で内定をいただくことができました。
ただ、前のトラウマがあったので、決断には躊躇してしまうところもあったのですが、業務内容に魅力を感じていたのでお世話になることにしました。
実際入社してみると懸念していたことは大したことでなく、確かに問題はありますが私も前職でもまれたからか、さほど気になりません。
人間関係で苦労したけれど、社会人としては成長できたようで「相手に求めない」姿勢が気がついたら身についていました。
出張の多い業務ですが、貴重な体験をさせていただいていると感じてます。
給料は確かに高くありませんが、無職状態も経験した身からすれば、毎月お給料がいただけて、保険や年金もしっかりしているのだからありがたいモノ。
もちろんいつかは海外へ出ていきたいので、5年も10年もいるつもりはありませんが、今のうちに現在の業務からたくさんのことを学び、同時に空き時間を利用して語学力のアップをはかろうと思います。
親の死というのは思う以上にダメージが大きいモノ。きっと今の私にとって今の仕事はリハビリ&充電期間のようなものなのだと思うようになりました。
人間、常に絶好調でいることは不可能です。うまくいかない停滞期も当然あります。
ただその時期をどう過ごすかで、次の「勝負時」の自分が変わる気がします。
「陰と陽」の法則が人生にも当てはまるわけで、今は陰の時期(やや陽になりかけている?)なので、落ち着いて自分ができることを精一杯やっていきたいです。
4.10年続けたからといって、転職がもったいないのは本当か?
ワタシの過去の仕事と一連の転職奮闘記を知る人からは
「10年も続けたのにもったいないね」と言われることが多いです。
普通の感覚から言えばそうでしょう。
継続は力なりで、同じ仕事を続ければ、それはそれでまた別の展開があるのだから。
でも、「継続神話」に惑わされても仕方ない場合もあるのです。
前職もやりがいのある仕事でしたが、いつまでも続けていたら経済的基盤も築けないし(母の介護と死を経験したからなお一層お金の大事さは身に染みてます)、いつまでもその専門職の目線でしか社会を、世界を見つめることはできません。
自分が違う道を心から願ったのですから、違う世界へ飛び立ったことに後悔はありません。
それに、またやりたくなったら戻ればいいだけの話です(笑)
今の私は違う業種を経験することで、豊かさが得られている気がします。
また、新たな夢が湧き出てきているので、そちらの方向にも進めるように、緩く動いているのも事実。
まとめ
長く勤めた会社なり、業種なり、30代で転職をはかるのは容易ではないのかもしれません。
だけどそんな社会的定説に縛られて、自分の可能性にリミットをつけてしまっても、人生面白くない気がします。
失敗やうまくいかない出来事からも、私たち人間は多くを学べるようになっています。
むしろ世界の成功者は、何度も失敗の経験を乗り越えて今の地位を築いている人が多いのです。
ですからたとえ勤続が長かろうと、どうしてもというのなら「もったいない」という言葉に騙されず、思い切って飛び出してしまうのもアリです。
もちろんその後、どれだけ自分が努力するかにもかかってくるのは言うまでもありませんが。
この記事を読んでくださってる方の中に、今まさに転職を考えている方の幸運をお祈りします。
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