貪欲なシンプリストの幸福論

欲張りだけど生き方はシンプルに。そんなワタシが幸せについて考えたいと思う

パワハラと末期の親との間で決断できなくなった私を救ったコトバ

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いつも自分のことは自分で決める貪欲なシンプリストのシュカです。

外食先でのメニューを決めるのも、「WANT」を「DO」に決めるのも、比較的早い方で決断力と行動力はある方だと自負しています。

 

大学卒業時も、やりたいと思っていた仕事に就くために、就活でリクルートスーツを着て闊歩する同級生を尻目に、フリーター生活で学費を稼ぎ、資格の学校へ通うことを決めましたし、その後海外で仕事をするチャンスに恵まれた時にもすぐに飛びついたものです。

 

 

人生は選択の積み重ねである

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決める力って、大事ですよね。

決めたことでそこから新たな道が広がっていくし、さらに選んだ責任が生まれるのでイニシアチブを持って臨んでいく必要があるので取り組む姿勢というか意気込みが変わります。

 

例えばシンプリスト、ミニマリストに「なる」というのも一つの決断なわけで、そこから断捨離が始まり、自分にとって必要となるモノやサービスの取捨選択を経て、自分自身のスタイルへとつながっていく。そのライフスタイルにおいて自分軸が100%近くまで発揮されていく。

 

また、仕事においても例え組織の一員であってもその時間に何を優先させて取り組むか、など個別事項であれば選択と実践の積み重ねで進めていくわけです。

 

そう考えると、人間というのは日々の選択をもとに人生を進めていると言っても過言ではないのかもしれませんね。ただ、細かい決断はともかくとして、長い人生の中ではそう簡単に決められないような出来事に遭遇することもあるわけです。

 

今回は決断は早いと自負している自分が「決められなくなっちゃった」時のことを振り返り、今後そんな時にはどうしたらいいのか、考えてみたいと思います。

 

 

パワハラ気味の職場と末期ガンの母との間で

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今からおよそ3年ほど前になりますが、当時私はベトナムでの人気を終え、新たな海外の仕事に転職をし、長期出張で海外へ出ていました。その2年くらい前に母が末期ガンの宣告を受け、一時は余命数ヶ月と言われながらも、幸い母に合う薬がありそれなりに小康状態を保っていました。とはいえ自立した生活ができない状態ではあったので、定年退職した父が私の不在中介護をしてくれていました。

 

その時の海外出張では1、2ヶ月単位で日本と海外を往復するスタイルだったのですが、入社直後の最初の1ヶ月の出張から帰ってきたら驚くほど母が衰弱していました。出発前は自分で立って歩けていたのに、それができなくなったり、まぶたが半分閉じた状態になってしまっていたり。。。

 

ナースの知り合いにメールで聞いたら、わざわざ電話をかけてきてくれて「悪いんだけど、その状態になると、もうそう長くない。海外行ったとして、帰って来られなくなる可能性も考えて、後悔のない方法を選んで」という助言をもらいました。

(赴任先は治安も悪い上に、ややキナ臭い要素がある場所)

 

さらに病院での担当ナースさんと介護のケアマネさんたちとのカンファレンスの際にも「お父様お一人での介護も限界がある。お嬢さん(私)の不在期間が1ヶ月とかになるとちょっと難しいのでは」と言われました。

 

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そこから私の「大迷い期間」がスタートです。

 

まだ始まった仕事を辞めて介護に入るべきか否か。

 

実は仕事でもすごく悩んだ時期でもあり、特に人間関係が最悪で、パワハラ的上司や嫌みなくせに的外れでかえって現場を混乱させる上司、さらに業務内容も始まったばかりではありましたが、自分が本当にやりたいこととはあってない気もしていて、正直その場を去りたい気持ちも強かったのです。

 

それだけ考えれば例え入社直後であろうとなかろうと辞めてしまえばいいのですが、当時はそう簡単に考えられなかった。

 

  • 前職よりお金はいい
  • 人間関係で問題があったとしても、入社したてて業務を諦めるのは嫌だった

 

今冷静に考えれば、このたった二つのことがボトルネックになっていたんですね〜。

でも結局退職を決めました。

母はその数ヶ月後に意識がはっきりしない状態になり、1ヶ月ほどの入院を経て息を引き取ったので、最期の時間を一緒に過ごすことができたのは良かったですね。

 

 

決断できない症候群

ただ、この時期に経験したこと(パワハラ気味の職場や末期患者の介護、看取り、介護中に受けたアルバイト先にことごとく落ちたこと)によるダメージはかなり大きくて、その後の就職活動時になんと「決められない」自分になってしまっていました。

 

受けた会社から内定をいただくも、不安要素ばかり目についてどうしたものか、と。

またそこで先述の占い師の友人に聞いたところ、一喝されましたw

 

問題は会社どうこうではなく、決められないあなたが問題ですね。

 

 

その言葉にハッとしました。

そう、私は結局自分で決めることから逃げていたのです。

友達なり、占い師なりに道を決めてもらおうとしていたのです。

 

当たり前ですがそんな姿勢ではいい人生なんて遅れっこありません。

 

結局、その会社にお世話になることを決め今に至っていますw

この決断は吉と出たことは間違いありません。

(でもそろそろ卒業の時期かなとも思っています)

 

どんな時でも決断できる自分を保つには

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さて、長くなりましたがそんな自分の経験を踏まえて、これからも起こるであろう困難な時期にあっても、決断力を失わない自分でいられるようにするには、どうしたらいいのか考えてみたいと思います。

 

①会社を辞める基準をあらかじめ確認しておく

最近よく拝見しているミニマリストみそぎさんのブログに、とてもいい記事がありました。(勝手ながらシェアさせていただきます

 

clear-list.com

 

②自分がやりたいこと、やりたくないことをクリアにしておく

やりたいことをリストアップするのは結構広まってますが、嫌なこともクリアにしておいたほうが行動指針の助けになることは間違いありません。

 

例えば仕事選びでも、やりたいことと同様にやりたくないことに着目することで、ミスマッチを防げるのでは?

 

③プランBを常にもつ

例えば過去の私だったら、介護中でもできる在宅業務ができるように、あらかじめ探しておくとか、そのスキルを身につけておくとか。さらに極端な話仕事が続けられず無職になったらやりたいことリストを作っておくのも、その時に前向きでいられる秘訣かも。

 

また、特に問題がない時期にこそ、有事を想定して必要なことをリサーチしておくのも一つだと思います。

 

④貯金しておく

やっぱり先立つ物はマネーです。

最悪無職になったら収入はないわけで、それでも仕事をしている間にある程度貯金できていれば数ヶ月はなんとかなるのです。

 

また、仕事をしながら副収入が得られる道を模索するのも大事ですね。

 

 

 

パニックになる時間とエネルギーがもったいない

大変な時期に冷静でいるのは難しいかもしれませんが、そんな時こそ冷静さが必要になるのだと思います。

 

そのためにはやっぱり「備えあれば憂いなし」なわけで、お金や自分の方向性を定めてくれる羅針盤を事前にある程度用意しておくのがいいでしょう。自分にとって最良の決断につながる助けになってくれるはずですので。

 

またいつか同じくらいヘビー級のことが起きても、過去の教訓を生かしてクールに決めて道を進んでいきたいものです。

 

 

 

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