ミャンマー お一人様「スタツア」レポ③災害から自給自足ファームとして立ち直った村でいただくごちそう
どうも。
日曜日に東京のリトルインディアこと、葛西にてインドカレーとビリアニを腹がふくれるほど食べた後に、ホットヨガへ行ってきた貪欲なシンプリストです。
引き続きミャンマー ネタをば。
ミャンマー 旅行は単なる観光で終わらせたくなくて、できれば自分が目指すNGOだとかソーシャルな活動を目にする「スタツア」的な色合いを含めたいと思っていました。
出発前にリサーチしていたらたまたまFacebookに上がったのが、ヤンゴン近郊のチャイクテール村がCBT(Community Based Tourism)をしているという情報を入手。
CBTというのは地域住民が主体となって観光業を営み、その利益を自分たちコミュニティの中でシェアするなり、コミュニティの環境改善のために循環させていくというシステム。開発途上国の村落地帯等で行われているケースが多いようです。
CBTについてはベトナムのダナン在住時に、日本のNGOが近郊の山岳地帯に暮らす少数民族の村で行なっていて、そのツアーにも2回ほど参加したことがあり、ミャンマーでもそういう機会があるならば、と勇んで申し込みをしてみました。
チャイクテール村は2008年にサイクロンの被害により作物はもちろん、村そのものが壊滅的な状態になりました。当時その村にいた修行僧800人の栄養失調などの問題を解決すべく、官民一体となりミンガラル・バイオガーデンが設立されたそうです。
自給自足をベースにしたオーガニックのファームガーデンが生まれ、さらにバンガロー宿泊、農場体験や村のお母さんたちがとれたて野菜で作ってくれるごちそうをいただくなど、観光客のおもてなしも行うという(それが収入源)CBT体制が取られるようになりました。
予約や問い合わせは日本の代理店が取り扱ってるわけではないようなので、英語で行う必要があります。
- 入村料:USD 15
- 送迎代:USD 60(ホテルとの往復、1時間半ほど)
- 合計:USD 75
一人なのでどうしても送迎費を自分だけで負担するので割高になりますね。
さらに通訳兼ガイドをお願いするとさらにUSD 50ということで、さすがに予算オーバーのため、ガイドさんは諦めました。
現地でも英語が片言レベルでできる人はいますし、その人が案内をしてくれます。
ただし、いろいろ話を聞いたり、コミュニケーションを充実させたいのであれば、ガイドは雇ったほうがいいですね。
村の「英語ができる人」のレベルはそこまで高くないので、とても親切にもてなしていただきましたが、もっと話したいことがお互いにあったと思います(ミャンマー語ができない私もよくないんですが・・・)。
ただ、幸いにもランチをとるスペースで偶然英語がペラペラの若いミャンマー人と一緒になっていろいろおしゃべりできたので良かったです。
家畜の糞を肥料にして完全オーガニックで栽培する作物の多くは、僧院に贈られるそうです。
おばあちゃんお手製のカゴは販売用とのこと。
私は農園を案内してもらい、村のお母さんお手製のランチをいただいて、銀細工を作る家や、村の井戸などを案内してもらったり、村の近くにあるお寺に連れていってもらって終了。
ただ、このツアー、ホテルまでの道のりでヤンゴン中心部とは異なる「貧しさ」という表情を目の当たりにして、いろいろ胸に迫ってくるものを感じたため、すごく意味のある1日でした。
ヤンゴン中心部に急激に増えたと言われる高級ホテルやショッピングモール、高層ビル。ついこの間民主化を求める人々のデモや、粛清が行われていたと思ったら、今となっては資本主義的な表情を強めています。
アジア最後の秘境、と呼ばれていたミャンマー、もっとディープに踏み込んでいきたい、と思ったのでした。
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