弾丸京都紅葉狩り旅行(3)*洛北こじんまり系寺巡り
どうも、今週もお疲れ様でした、貪欲なシンプリストです。
今日から3連休、皆様どんなふうに過ごされますか?
さて、まだ終わっていなかった京都紅葉狩りの旅のお話をば。
今回で一気にまとめてやっつけたいと思います。
蓮華寺
比叡山口八瀬駅にほど近い瑠璃光院から歩いて次なるおめあてのお寺に向かいました。
「蓮華寺」という名前からして仏教的な凛とした美しさが漂う小さなお寺さんですが、こちらも紅葉が眺められる雰囲気のいいお庭があります。
何より私が心惹かれたのは、古いお蔵の佇まい。
これがまるで絵のようで風情があります。
さほど人でごった返した感じではなかったので、座り込んでお寺を眺めながらしばし休息。墨が染み込んだ襖絵にも美が感じられます。
曼殊院門跡
再び叡山電鉄に乗って、修学院駅にて下車。ちょうどお昼時だったので、Google師匠にランチのお勧めを教えてもらい、少し歩いたところにあるお料理屋さんへ。
鯛のあら煮やらかき揚げやら、おかわりのご飯までついて999円という銀河鉄道のようなハイコスパのランチをいただきました。
そして腹ごなしもかねて歩いて向かったのが「曼殊院門跡」。響きからして京都ですね〜。
「門跡(もんぜき)」と聞くと、遺跡のようなものを連想しがちですが、僧籍に入った皇族や公家のお寺になります。なので決して廃墟見物にはなりません。
曼殊院門跡の紅葉はま〜ま〜。どちらかというと外より中の方が貴重なもので溢れていて面白かった印象を受けました。
狩野永徳など当時の一流絵師による作品がいまにも残り、至近距離で拝めるのですから、ありがたいことです。
詩仙堂
曼殊院門跡からさらに少しばかり歩いて、今回の紅葉狩りでいちばんのヒットだった圓光寺を拝観し、さらにもういっちょう!と頑張ったのが「詩仙堂」です。
http://souda-kyoto.jp/travel/koyo/index.html?idk=0000318
この辺りのお寺は名前がいいですね。名前を書いたり、読んだりするだけでお香の香りが漂ってきそうです。
シメは一乗寺駅前からのレトロ喫茶
日本にいる間に、秋の京都を堪能したいという思いがかなった、今回の弾丸紅葉狩り旅行ですが、さほど人手に煩わされずに写真を撮ったり、お寺の佇まいを楽しむことができたと思います。
勝因?は、小さなエリアに絞ったことと、こじんまりとしたお寺さんを中心に回ったことにあると思います。
これが「最初に東福寺行って、次は嵐山行って・・・」なんてやってますといたずらに移動に疲れ、人の波に押しつぶされるという最悪のパターンに。
秋であれ、いつであれ、京都はやはり絞り込んで回るのが秘訣です。
とはいえ、合計5つもお寺を回れば、いい加減お腹も膨れてきます。
寺巡りだけが京都の魅力では、もちろんありませんので、最後にシメを残しておきました。
詩仙堂から一乗寺駅まで歩いて、線路を越えたところに小さな、でもポリシーのあるお店が立ち並ぶ区画があるのですが、その中に京都というよりはフランスの香りがする「恵文社」という本屋さんがあります。
独特な視点で並ぶ書籍やグッズを見ていると、時が経つのを忘れてしまいます。
ご近所さんだったら、週末ごとにお散歩がてら通ってしまいそうです。
そして町の中心部に戻って四条から五条へと高瀬川沿いを歩いて下る前に、河原町の老舗喫茶の扉を開いてみました。
1930年代前半、日本が軍事色を濃くしつつある時代に、言論の自由、アートの力を信じて集う人々のための場所として、創業された骨太な歴史を持つフランソアは、今となってはふらりと一人で立ち寄るマダムや、買い物帰りの女性陣がくつろぐ場所になっていました。
歴史を感じさせるソファに座って、小休止という贅沢を味わいます。
京都とのお別れも近づいてしまうこの寂しさ。
高瀬川沿いも歩いてみたら色々面白そうだし。
今回の京都旅で一区切りつけるつもりが、次はどこを回ろうか、なんて考えてるんですから笑ってしまいますね。
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