松島、政宗公、牛タン、温泉*車椅子の家族旅行で母は仙台を大いに楽しんだ
おはようございます、貪欲なシンプリストです。
お盆の帰省ラッシュということで、新幹線も混沌としているようですね。
このタイミングで広島へ行こうと考えていましたが、広島の友達に「お盆は・・・」と言われて、「お盆=帰省ラッシュ=新幹線取れない」ということを思い出し、延期が決定しました。
海のない夏
今年の夏はセミナーへ通ったりudemyのオンライン動画講座を聞いたりして、勉強をテーマにしていますが、本当は海、いきたかった。
ダイビングができないまでも、せめてシュノーケルがしたかった。
定期的に海へ行かないとストレスが溜まる一方であることを、忘れておりました。
週末はセミナーの予定を立て続けに入れてしまったため、今から弾丸で海へ行く余地もなく・・・涙
しょうがないので過去の旅を思い出して、自分を癒すことにします。
家族旅行
大人になって旅はもっぱら一人旅、というスタイルになったので、家族で旅行することがめっきりなくなりました。
我が家は子一人の3人家族なので、旅行すると密度が濃くて煩雑さを抱いていたというのも正直なところ。
しかし、母が末期ガンを患い、2年ほど闘病生活をしていた間、本人の悔いのないようにということで、行きたいところへ2回ほど旅行をしました。
特に仙台は、子供のころの修学旅行で行くはずが、当日お腹を壊したとかでいけなくなり、そのリベンジを図りたいという思いがあったようです。
介護旅行を通して見えてくるバリアフリーの現状
伊勢も仙台も母は自力で歩行するのが難しい状態だったので、車椅子を使用しました。
仙台は自宅の車椅子を使ってました。
車椅子使用者を伴う旅行というのは、普段自分がする旅行とは注意するポイントが当然ながら、大きく変わってきます。
宿から訪問先(松島のクルーズ)からレストランから、バリアフリーであるか否かを事前に確認しておく必要があります。
観光名所というのは昔ながらの地形なので、車椅子利用者に優しくはありません。
しかし、最近ではスロープが作られていたり、玉砂利の道でも問題ないように強度のあるタイヤの車椅子が用意されていたり、と観光地のバリアフリーも進んでいるのにはいい意味で驚きました。
そんな中、仙台から車で1時間ほどの温泉街のホテルはふた昔前くらいの豪華な内装でありながらも、エレベーターが狭かったり、何かと車椅子だと難儀することがあって
「進んでね〜な、バリアフリー」と心の中で思ったり。
そういう意味で、日本の現状を当事者として知ることができたので、車椅子使用者との旅行をいう経験は、とても貴重なものだったと改めて思います。
松島、政宗公、牛タン、温泉、お寺
もちろん観光に来ているので、名所巡りも外せません。
特に母が行きたかがっていた松島のクルーズ(車椅子使用者を優先的に乗船させていただきました)
松島遊覧船|松島観光・島巡りなら松島島巡り観光船【公式サイト】
青葉城趾(テレビか何かで見たのか、すっかり伊達政宗のファンになっていた)
青葉城址 (青葉城資料展示館)/ 施設詳細/全国バリアフリー旅行情報
車椅子でも入れる食堂でお刺身や牛タンをいただいたり。
私も両親を車に残して、瑞鳳殿を訪れたり。
最後は温泉ホテルに泊まり、バイキングディナーを堪能した後温泉に入って疲れを癒しました。
典型的な日本の家族旅行って感じでしたが、母も行きたいところが行けたので、楽しかったようです。
旅行は万人に与えられた楽しみである
母にとっては最後の家族旅行になったこの仙台。思い出してみると改めて、身体状態がどうであれ、旅行することは可能なのだと思いました。
もちろん終始独力で、というわけにはいかないかもしれませんが、いまはバリアフリーが進んできてますし、あらかじめ行き先に問い合わせておけば心配ありません。
話は変わりますが、私が以前メキシコのテオティワカン遺跡の階段を登って頂上?を目指した時、片足と松葉杖だけで階段を登り切ってた欧米人の男性を見かけました。
他の人よりハードルが高かろうと、どうしても登って、そこから見える景色を見たい、という情熱が強かったのでしょう。
何気ない一瞬のことでしたが、今でも印象深く心に残っています。
人は誰でも、旅に出る権利があり、旅を楽しむことは可能なのです。
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]
[http://
にほんブログ村:title]