北欧流シンプルでハッピーに生きるための知恵
「北欧」というキーワードは、この日本という国ではかなり前からホットですよね。
IKEAやTIGERを始め、北欧のインテリアは変わることなく大人気。
そして最近はただ北欧のモノだけではなく、「ヒュッゲ」といった言葉など、その奥に流れる精神論的なことも日本で、いや世界でも語られるようになってきました。
先日、こんな記事を読みました。
brightside.meは英語とはいえカジュアルなメディアなので、かしこまったところはなく普段は面白画像などがシェアされているのですが、今回は「北欧人が世界一幸せな7つの理由」というトピックの記事を見かけたので、しっかり読んで(笑)みることに。
いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
御託はいい、とにかく淡々とやるべきことをやれ
かなり乱暴な訳になってますが、余計なおしゃべりはせずにやるべきことと向き合う姿勢。
黙々と手を動かし、成し遂げる精神的な強さを持って臨むことで、達成感という喜びが得られる。
昔よく言われた日本人の美徳にも通じるものがありますね。
多からず、少なからず、足るを知る
シンプリスト、ミニマリストの大好きなフレーズですよね。
でも、肥大した消費社会においては、大事なことだと思います。
「たくさん」が良いとされた時代は終わりつつあります。
かといって頭ごなしに「少ない」のがいいとは思わない。
各人が自分にちょうどいい数を考えて決めるべきなんでしょうね。
私たちは自分に不足していることに目を向け、引き算で物事を考えがちですが、やはり自分がすでに持っているものと向き合って、足し算のアプローチで人生を送ると、人との比較とかしなくなるので、かなり楽になれます。
自然の中で過ごす時間を大事にする
自然豊かな北欧、特に冬が長いので木々の葉が生い茂る春から夏にかけては、北欧の人にとって「外」を楽しむ貴重な時間だと言います。
冒頭でご紹介した記事にはユーモア溢れるイラストがあって、北欧の人が静かに自然の中での時間を楽しんでいるのに対し、ほかの人たちはやれ酒だの、やれギターだの持ち込んで、散々騒いだ挙句、ゴミを出す始末、という皮肉に満ちたコントラストで笑わせてくれるのですが、それが本当かどうかはさておき、散歩レベルでも森や海の中に身を置くと落ち着きますよね。
特に私は30過ぎてからアウトドアな趣味を持つようになり、自然に接しない時間が続くとストレスが溜まってくるのを感じます。
森に行かなくても、近くの公園や神社の茂みへ行ってリラックスする時間が持てるといいのかもしれません。
フィンランド式家飲み
それから個人的に気に入ったのが「下着でウチ飲み」というコンセプト。
フィンランド語でKalsarikännit(pantsdrunk)という新しい表現で、じわじわと世界に広まっているそうです。
まあ下着でなくても部屋着とか寝巻きでもいいんですが、要は無理して外出して、人に会って飲むことはない、ってやつです。(人と会って飲み会したいときは別)
だったら一人で家でリラックスして、静かに飲んでたほうが楽しいでしょ?ってことですね。
個人的に私は自宅で一人飲むことってほとんどなくて、むしろお茶を飲んだり、お菓子食べたり(!?)気ままに過ごすのは好きなので、結構共感できます。
窓辺で楽しめたら上級者
最後にアイスランド式ハイレベルな部屋籠りの楽しみ術を。
【用意するもの】
温かい飲み物(夏なら冷たいものでもいいっす)
着心地のいいセーター(夏なら甚平とか?w)
ノート
時間はあるけど外に出たくないとき、外があいにくのお天気の日、そんなときはいっそ家時間を楽しもう、ということなんですが、さらにネットで映画を見たり読書をする気力もないときは、上記の3つを用意して窓辺に座りましょう。
しばらくは窓の外に広がる景色を見ながら、ぼーっと空白の時間を気兼ねなく過ごすのです。
退屈かと思いきや、これが結構ハマるんですよね。
飽きた頃には「よし家事でもやるか」とやる気を取り戻せてるかも。
心のバランス術が幸福への近道?
あくまで記事を読んだだけで、私自身北欧の何を知ってるという話ではないのですが(もし間違ってることがあったらごめんなさい)、私なりに考えて見ると、どこにいようと、何をしようと爆笑しちゃうことや楽しいことはあるし、反面悲しいこと、怒りたくなるようなこともあるわけです。
結局そんな日々の中でいかに心のバランスをとるか。特に感情面でネガティブに傾いた時に、その傾き加減を戻してフラットにできるか(レジリエンスってやつですかね)が鍵になるのかな、と。
その方法として、今までは高価なご褒美を自分に与えることだったり、旅行だったり、ちょっとお金がかかるツールがビジネスとして成立してたわけですが、今時代が「シンプル化現象」の波に乗ってきてるからか、北欧の本当になんでもない、お金もかからない、ちょっと後でもできそうな身近なことが注目を集めている気がします。
お金や手間をかけなくったって、人の心は安定させられる、ということを北欧流シンプルでハッピーなライフスタイルは教えてくれるのかも。
でも、じゃあ北欧や他に同じ文脈で語られるブータンが素晴らしくて、それ以外の国がそうでないかというと、決してそういうわけではないんですよね。
北欧だってイケアの家具やマリメッコのファブリックに囲まれてるから、または森に行くからみんながハッピーというわけではないですし、それなりに社会問題だってあるわけです。
結局、いいことだけ見て自分の生活に取り入れても、単なるファッションでしかなくて、全てにおいて長短を把握して、自分に会う形を探って行くのが幸せなライフスタイル作りの過程なのではと思ったりします。
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