貪欲なシンプリストの幸福論

欲張りだけど生き方はシンプルに。そんなワタシが幸せについて考えたいと思う

欲張りなシンプリストのロールモデル#1 Georgia O'Keefe

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https://www.amazon.com/Art-Life-Georgia-OKeeffe/dp/0517883872

 

本当に自分らしく生きるには、他人の目を気にしていては実現できないでしょう。しかし、だからといって独りよがりになってもまたちょっと的外れな気がします。

 

第一、自分を極めようとすると、どうしたって人と違うところが出てしまうわけで、同調性を大事にする日本においては(そのこと自体は悪いとは思わないけれど)、出る杭は打たれる状態が怖くなってしまうというのもあるはず。

 

でも、自分を隠し通すのはつらい(´;ω;`)

 

そんな場合に勇気づけてくれるのが、先駆者の存在。そういった人の存在をロールモデルにして、自分なりの道を模索していくのが一つの解決策になるのでしょう。

 

今回から、子供のころから周囲から逸脱していた(笑)ていうか、浮いていたワタシが、大人になって出会い、勝手にロールモデルと思っている人たちをご紹介しようと思います。記念すべき?第1回目は、高校生のころに出会った、アメリカ人アーティストのジョージア・オキーフGeorgia O'Keefe、1887~1986)です。

 

 

1.オキーフって誰よ?

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                              Brooklyn Museum

 

オキーフは19世紀後半から20世紀にかけてアメリカで活躍した女性アーティストです。まだ封建的で女性差別が残る当時のアメリカで、一人の人間として自立し、独自の画風でNYを中心に「一流の女流画家」としての地位を築きました。

 

その生き方からも、フェミニズムの先駆者とも呼ばれています。事実アメリカのウーマンリブ運動に関わったことがあるとかないとか。

 

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O'Keeffe, Georgia: Fine Arts, Before 1945 | The Red List

 

まだ若かったころにNYで彼女の才能を見出した、写真家アルフレッド・スティーグリッツとの出会いが、画家としても、人間としてもターニングポイントになったようで、のちに彼らは結婚しています。

 

が、ユニークなキャラの彼女は、結婚生活に安住することなく、自分の世界を守るために、ニューメキシコの砂漠地帯に移住します。

 

もとはメキシコ領だった地域なので、スペイン語母語の人たちが多く暮らしている中、オキーフは一人、余生を過ごします。一人と言っても、お世話係の人や、彼女に心酔した若い男性が寄り添っていたんですけどね。(ちなみにそのころ夫のスティーグリッツは他界しています)

 

2.貪欲なシンプリストがオキーフに惹かれた理由

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Georgia O'Keeffe: Artists' views | Tate

 

上記をお読みいただいて、すでに私がオキーフを尊敬してやまないことを察してくださったかと思うのですが、人格形成期の10代の頃、彼女に出会い伝記を読んだり、画集を見て彼女のような生き方に惚れてしまったのでした。

 

そしてそれはティーンの甘酸っぱい時期をとっくに終えて、すでに渋みを出しているアラフォーとなった今も変わりはありません。

 

オキーフ NBS-J (ニューベーシック・シリーズ)

オキーフ NBS-J (ニューベーシック・シリーズ)

 

 

そこで私がなぜオキーフに魅了されたのか、理由を改めて考えてみることにしました。

 

・ブレない生きかた

・唯一無二の生き方

・ミニマルな生き方

 

オキーフの若いころはまだ芸術家と言えば男性が当たり前。女性で絵画を専攻したとしても、地方の美術学校講師止まりの時代。彼女はもちろん美術の先生も経験しましたが、そこにとどまらない才能を持っていましたし、実際にそこで終わることはありませんでした。

 

 

オキーフ―あるアメリカ神話の誕生 (20世紀メモリアル)

オキーフ―あるアメリカ神話の誕生 (20世紀メモリアル)

 

 

知られざるジョージア・オキーフ (バイオグラフィー・女たちの世紀)

知られざるジョージア・オキーフ (バイオグラフィー・女たちの世紀)

 

 

彼女は自分の中で他人が何であろうと、作品にせよ、ライフスタイルにせよ自分自身を知り尽くし、貫いたことがうかがえます。

 

また、若いころから晩年のポートレイトを見ても、彼女の装いのスタイルもさほど変わりません。きっと若いころから装いの好みもはっきりしていたのでしょう。特に晩年は黒がベースになっていて、これまたカッコいいのです。装いの点でも大きく影響を受けました。

 

ざっくりまとめてしまえば、ワタシはオキーフの潔さと強さに私は惹かれるのです。

 

オキーフの家

オキーフの家

 

 オキーフが晩年暮らした家の写真集があるのですが、その部屋のミニマルさは圧巻です。今でも時々開く、愛読書です。

 

 

3.オキーフは貪欲なシンプリストの老後のロールモデル!?

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現在はオキーフが過ごしてきた時代よりも、女性は自分らしさを追求しやすくなったと思います。が、それでもステレオタイプな「女性らしさ」が狡猾にマーケティングに利用されていて、結局は固定観念に縛られてしまうケースも多いように思います。

 

みんながみんな自分らしくなると、多数の消費者が手に取るヒット商品が少なくなり、モノも売れなくなっていくでしょう。だから「持てる女は○○」とか(男性バージョンもあります)コピーをつけて商品を売る努力をしているわけです。

 

そんな商業主義的な現代社会においても、オキーフの生き方から学べるコトは多いと思うのです。

 

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しつこいようですが、アラフォーに差し掛かった今、歳を重ねて自分がどうありたいのか考えることも出てきました。そんな時に私はオキーフのように我が道を行く孤高さを持ちながらも、気心の知れた仲間たちとシンプルな日々を過ごす彼女の姿が理想となっています。もちろん私には彼女のような才能は持ち合わせていませんが(;^ω^)

 

 

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