貪欲なシンプリストのロールモデル#2 森の中で暮らすアーティストのウルスラ@ジブリアニメ
ふと先週の四国出張の折、ネットで「魔女の宅急便」の文字を目にして、思い出しとこがあったので、今回はそのお話を綴りたいと思います。
子供の頃に劇場へ父と連れ立って見に行ったジブリの名作ですが(歳がバレる汗)、子供心にこの時から自分自身がシンプリストを目指す予兆を感じ取っていた気がする貪欲なシンプリストのシュカです。(自己紹介が長すぎる・・・)
最近はCMで現代風にアレンジされたりしてる「魔女の宅急便」ですが、なんでも実写版もあるそうですね。
【CM】日清 カップヌードル HUNGRY DAYS アオハルかよ。2017 ②
子供の時分見たときも好きだな、と感じていましたが、この映画の奥深さを感じれるのはやはり社会人になってからだと個人的に思います。
南の島で超シンプルライフを送っていた頃にひょんなことから見返してみたのですが、仕事の大変さでストレス抱えていた時でもあったので、身に沁みる度が半端なかったんですよね。
説明するまでもありませんが、主人公のキキは魔女の世界のしきたりにのっとって14歳で独り立ちをします。14歳ですよ!日本なら中学生です。
このシビアな現状にあくまで前向きに取り組み、自分の得意分野をキャリアに反映させていく。さらに華やかに着飾って遊び惚ける同年代の女子たちにモヤモヤした気持ちを抱き、スランプに陥りながらも、親友を救うために見事限界を乗り越えていく・・・
なんか、社会人としての成長プロセスそのものですよね〜。
南の島の片隅で涙ちょちょぎれになりながら見たものです。
とはいえ、今回のメイントピックは社会人としてのグローイングアップを具現化したキキではなく、彼女の親友であり、メンター的な役割で登場するウルスラです。
彼女は夏の間森の中の山小屋に篭ってひたすら絵を描き続けている若手アーティストなのですが、そのライフスタイルが潔い。
必要最低限のものだけ。ファッショングッズとか、おしゃれ雑貨は一切なし。
あるのは食料、アウトドアグッズ(ランプや寝袋)と絵を描く道具。
そう、もうみなさんはお気づきですね。
ジブリアニメにはミニマリストが登場していたのです、日本ではやりだす30年も前に。
ウルスラ自身も歳の頃はキキより少しばかり年上な程度で、同年代の女子だったらおしゃれに恋に・・・大忙しでしょうが、そんなのはどこ吹く風。ただただ自分が納得いく絵が描きたくて人生をテンションマックスで生きているのです。
それもきっとライフスタイルが極限なまでにシンプルだから、自分の目指すことに一点集中できるのでしょう。
女性として魅力的なのに、サバサバしていて、我が道を行くしなやかさを持つウルスラに、子供だった私はなぜか妙に惹かれたのでした。
ジブリアニメで同年代の女子から圧倒的に人気だったのはナウシカだった。ガチで進路に「ナウシカのようになりたくて」と環境学部を志す同級生女子もいた。でも私のロールモデルは魔女宅のウルスラだな。ミニマリスト、またはシンプリストと呼んでも遜色ない生き方だと今でも思う。
— 貪欲なシンプリスト (@greedysimplist) November 13, 2019
そして大人になって改めてこの映画を見ても、やはりウルスラの生き方はとても魅力的。なんなら彼女を主人公にアニメを作って欲しいくらいですよ、ジブリ様!
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改めて自分もシンプルで潔い生き方をしたいと思ったのでした。
もう少し時間はかかりますが、衣類や本の捨て活を進めて2020年はもっとスッキリした状態で迎えたいなと決意を新たにいたしました。こういうロールモデルの存在は、初心にかえるきっかけになるのでありがたいものです。
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