広島災害ボランテイアレポ(前編)「どうやって参加するの?」「ボランティアってどんなことするの?」
こんばんは、貪欲なシンプリストです。
今回は徳島出張からの広島入りしたわけですが(陸路5時間ほどかかりました汗)、なんでそんな強行突破をしたのかというと、ずっと気になっていた広島の水害による災害ボランテイアに参加するためでした。
ボランティア参加を決めたワケ
水害が起きたまさに数週間前に出張で広島を訪れていたことと、被災したエリアの一つが友達夫婦が住んでいるところで、すごく気になっていたのです。
また、東日本大震災の際には全国各地、ひいては海外からたくさんのボランティアの方々に来ていただいたわけですから、私も微力ながら何かできたらと考えていました。
そして自己満足でしかないのかもしれませんが、現地へ行って様子をこの目で見られるボランティアという形での参画に興味があったのも事実です。
本当はもっと早く行きたかったのですが、計画力のなさとお盆が重なり実現できず、この三連休を利用して水害から2ヶ月以上たったこのタイミングで叶いました。
というわけで、災害ボランティアに参加するには、というところから、現地入り、現地での受付、作業、終了までをあくまで私の体験ですが、レポしたいと思います。
同じくご興味のある方がいらしたら、参考になれば幸いです。
事前の情報収集
災害ボランティアに参加を決めたらまず先にボランティア募集に関する情報収集が必要になります。
大抵は被災した市レベルの社会福祉協議会(通称:社協)のサイトに「災害ボランティア特設ページ」のような形でリンクが貼られてるはず。
そこから募集されているエリアや受付日時、仕事の内容、必要な装備などが表示されています。
自分のボランティア可能日が決まったら、こちらもお忘れなく↓↓↓
- 移動手段の手配(新幹線・航空券の予約など)
- 宿泊施設の予約(災害直後はボランティアの宿泊が集中するため、ホテルなど予約で埋まってしまいます)
- 装備の用意(詳細は次の項目にて)
装備の準備
当日どんなボランティア作業となるかは、受付してみないとわからないところではあります。日々現地のニーズは変わるので。
ただ、望ましい装備などは下のリンクを参考までに。
今回はいつものウォーキングの時のレギンス&ハーフパンツ&ボロのユニクロUVカットパーカーで臨みました。
またボランティアのために下記のものを用意しました。
- 軍手(手のひらがゴム仕様の方が使い勝手がいい)
- 防塵マスク
- ゴーグル
- ウエストポーチ(貴重品、ペットボトル、応急処置用薬品が入る大きさ)
今回のために購入したものもいくつかありますが、特にウエストポーチはリサイクルショップで1000円でゲット。
それから、帽子、サングラスはマストです。
ちなみに、社協の受付で支給されたものもありました。
- 長靴(レンタル)
- 水分、お茶、スポーツドリンク(3本支給され、作業地でも冷えたのがたくさんもらえました)
- 塩分キャンディー(熱中症対策として)
- 汗拭き用タオル(首に巻けます)
おそらく寄付によるものかと思われます。本当にありがたいことですね。
現地入り&受付
当日は社協にて大体9〜10時の間に受付が開始されます。
受付はこんな感じで進みます。
氏名等の記入
↓
ボランティア保険の加入(自治体により保険料を支払う場合と支払わない場合があります)
↓
備品をもらう
↓
待合で呼ばれるまで待つ(この間にトイレを済ませておくと良い)
↓
オリエン・マッチング
↓
グループリーダーの選出・自己紹介
↓
長靴などのレンタル
↓
送迎車に乗り込んで移動
↓
活動地到着
作業チーム
今回私が作業を行ったのは広島市内の安芸中野区。市内でもかなり被害が大きかったエリアです。
12人程のチームで、広島の方が多かったのはいうまでもないのですが、他にも始発で愛知から来られた方や、車で宮崎から遠路はるばるいらっしゃった年配のご夫婦など、いろいろな方々とご一緒させていただきました。
リーダーに選ばれたのは、広島の災害ボランティアに10回以上通われて来られた男性の方。主に島の方で作業に当たられてたそうです。
移動の車中で、氾濫した川沿いを通った際、かなり整備され、川沿いをウォーキングやジョギングする人の姿も見られましたが、倒れた木や、崩れた欄干、流された車を集まった場所など、生々しい災害の名残を目にすることも多かったです。
作業の流れ
私たちチームが作業を行ったのは区内の住宅地。細い坂道ゆえ当時は水が勢いよく流れ込んだことが容易に想像できる地形でした。
水流を止める土嚢を撤去することが今回のミッションです。
中には劣化して中の土砂が出てきてしまっているものも少なくありません。
土砂をスコップで救い、新たな土嚢袋に詰めつつ、軽トラックに詰め込んで行く作業を進めていきました。
こういうのはペアになって行うのが効率がいいですね。
熱中症対策として、10〜15分作業をして同分休憩を取るサイクル。
疲れることなく、チームメンバーとコミュニケーションをとりながら、かつ水分補給も十分行えるので、かえって効率がいい気がしました。
また、コミュニケーションをとればとるほど、作業が捗り早くなっていくのがわかりました。
午前中だけの作業だったので、あっという間に終了。半分ほどの土嚢を撤去しました。3連休なので、翌日残りの作業に取り掛かるのでしょう。
受付に帰り、解散
メンバーで送迎のバンに乗り社協の受付へ戻ります。
帰りの車中は行きよりも会話に花が咲きます。
特に広島ではカープがセリーグ優勝に王手をかけているところだったので、その話題で盛り上がりました。
私がその夕方に東京へ戻ると知ったメンバーの皆さんからは
「カープファンが出てくる前に新幹線に乗ったほうがいいですよ」
「優勝決まったら、誰彼構わず胴あげされたり、ビールかけられますよ〜」
とアドバイス?をいただきました。
社協に到着した私たちを待っていたのは、
- 長靴・靴の消毒
- うがい
- 手洗い
- お土産(水分)
素晴らしくオーガナイズされていることに驚きました。
最後にはメンバーと集合写真。
数時間のご縁でしたが、ものすごくいい出会いだったと感じることができました。
まとめ
たった4時間弱の活動でしたが、得る者が多かった気がします。
正直「ボランティア」と気負うことなく、もっとライトな感覚で望めるんじゃないか、と思いました。
色々思うことがあるのですが、すでに長くなってしまったのでまた次回まとめたいと思います。
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