貪欲なシンプリストの幸福論

欲張りだけど生き方はシンプルに。そんなワタシが幸せについて考えたいと思う

すみだ北斎美術館*雨の土曜日、日本が世界に誇る天才のアートに触れてきた

f:id:soyliliani:20180929202913j:plain

こんばんは、貪欲なシンプリストです。

またまた台風が来ておりまして、今年は何度目なんだっていうくらい台風に襲われてしまっている日本列島。

今回は被害がないことを祈るばかりです。

 

さて、貪欲なシンプリストは本日ちょっと疲れが出ていましたが、予定通りある場所へ行って来ました。

 

それはもう1年以上前から是非とも足を運びたいと思っていた、すみだ北斎美術館です。

 

f:id:soyliliani:20180929203051j:plain

 

日本が生んだ天才絵師、葛飾北斎の美術館として、生まれ故郷でもあり、生涯の多くの時間を過ごした東京の墨田区にて数年前に開館しました。斬新な外観の建物は、かなり異彩を放っていましたw

 

雨にも負けず、江戸発世界規模で未だに色褪せぬ評価を受ける北斎のアートに触れるべく、両国まで行って来ましたよ〜!

 

 

すみだ北斎美術館

f:id:soyliliani:20180929202932j:plain


こちらの美術館では常設展と企画展の2本立て構成になっており、更に嬉しいことに誕生月だと入館料が割引になります。

http://hokusai-museum.jp

 

私は両方見たかったので、企画展のチケットを購入。誕生月割引で1200円→960円とかなりお得になりました。

 

常設展に関しては半券割引とかもあるので、チケットも捨てない方がいいようですね。

 

詳しくは、こちらをチェック!

http://hokusai-museum.jp/modules/Page/pages/view/1111

 

そして今回の企画展は「北斎の橋、墨田の橋」というテーマで、北斎が頻繁にモチーフとして選んだ橋の作品を数多く見ることができます。

f:id:soyliliani:20180929202825j:plain

中には、現代人には渡れんわ!と突っ込みたくなるような橋もありました。

昔の人たち、すごい・・・

 

また、東京の橋の変遷も明治期の錦絵や、昭和の写真などから垣間見られて面白かったです。エンジニアさんにとっても面白い展示なんじゃないでしょうか。

 

常設展はハイテクでもっとより天才の芸に触れられる

f:id:soyliliani:20180929202650j:plain

こちらの美術館ですごく気に入ったのが、デジタルで北斎が描いたイラストをなぞれたり、北斎の絵に描かれた富士山を探すゲームがあったり、と子供だけでなく大人も楽しめるコンテンツが満載だったことです。

f:id:soyliliani:20180929202704j:plain

 

一見どこにあるかわからなくても、鏡の中に富士山が写ってたり、と北斎流のユーモアにふれられたりします。

f:id:soyliliani:20180929202719j:plain

 

 

天才親子

常設展の一角に、妙にリアルな蝋人形が陳列されてるんですが、何かっていうと北斎と娘の一コマ。

 

f:id:soyliliani:20180929202546j:plain

 

実は娘(三女)のお栄も父親譲りの画才を受け継ぎ、江戸の画家として活躍していました。娘も一度は絵師と結婚しますが、旦那の才能の乏しさと人間的な魅力に欠けるところが鼻についたのか、離縁して父親の元へ戻って行ってしまい、以来独身で父と共に絵の制作に集中するようになります。

 

北斎も娘もいわゆる「片付けられない」人たちで、持ち物はミニマリスト並みに少なかったそうですが、食べちらかしたあとだとか、絵のほごにした紙ゴミなど、自分たちで片付けなかったので、汚くなって収拾がつかなくなったら、引越ししていたそうです。(現代のミニマリスト以上に身軽ですね)

 

展示されているのは、そんな「汚部屋」で絵の制作に励む北斎と、それを見守る娘の姿。いや〜、めちゃくちゃリアルで、今にも動き出すんじゃないかと思ったら、娘のキセルを持つ手が動いて、心臓が飛び出そうになりましたwそういうしかけみたいですね。

 

北斎と娘の様子をもっと知りたい方には、こちらがおすすめです↓↓↓

 

百日紅 (上) (ちくま文庫)

百日紅 (上) (ちくま文庫)

 
百日紅 (下) (ちくま文庫)

百日紅 (下) (ちくま文庫)

 

 

江戸時代といえば、杉浦日向子先生。

江戸人が持っていたメンタリティが絶妙な小回りで表現されているので、個人的には名作だと思ってます。

 

眩

 

 

本来であれば娘のお栄は「応為(おうい)」という画号で活躍し、北斎の代筆をすることもあったようですが、独自に当時の江戸の絵師が到達し得なかった「光と陰」の表現を得意とした、立派なアーティストでした。

 

そんなお栄の姿が生き生きと描かれた小説です。

NHK宮崎あおい松田龍平主演でドラマ化されたみたいですね。

でも、視聴率のために美男美女でやられても、入っていけないから私は見ませんw

 

他にも北斎とお栄については小説にもなっているようなので、興味ある方は調べて見てください。

 

アート探訪の土曜日はさらに続く

f:id:soyliliani:20180929202737j:plain

美術館から望むスカイツリー

 

北斎の絵には20代前半に上野の美術館で過去に触れたことがあり、その時も「この人やっぱ天才だ」と思った記憶がありますが、改めて見て見て同時代の絵師と比べても突出した才能を持ったアーティストだと思いましたね。

 

アートだけでなく、人間的な魅力も含めてますます北斎が好きになりました

 

北斎美術館を後にした私は錦糸町まで歩いて、地下鉄に乗り込み、三越前まで移動。

日本橋まで何をしに行ったんだ?っていう話はまた次回。

 

 

[http://にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村:title]

[http://にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプリストへ
にほんブログ村:title]

[http://にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
にほんブログ村:title]