貪欲なシンプリストの幸福論

欲張りだけど生き方はシンプルに。そんなワタシが幸せについて考えたいと思う

強欲なワタシが、いかにしてSimplistになったのか#2

 

前期に引き続き、シンプリストとしてのライフストーリーをお送りいたします。

今回は、家庭の事情で無職になったり、かいごを体験したり、と

なかなかどうしてシンプルではない人生の浮き沈みにより、

シンプルライフを実践していく段階に入ります。

 

 

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④家族の末期癌宣告と再びの無職時代~シンプリスト実践期

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帰国した後は、定職に就かずモラトリアムを楽しむ日々。

何せ島国にほぼ2年間閉じこもっていたので、スーパーアクティブなワタシには拷問のような2年だったのですから、

当然しばらくは行きたいところへ行く権利はあるだろう、と。

 

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北海道とメキシコへ行ってきました。

 

そのあと再び海外での仕事を決めて、出発まで希望していた会社であるばいとすることになり順調な日々・・・

 

順調な日々・・・が、突如一気に運気が下落(したのを感じた、マジで)。

 

まず、母が末期がんで、余命数ヶ月の宣告を下されました。

同時に、バイトしていた会社の人間関係がうまくいかなくなり、ていうかすごく風当たりがわるくなった。

 

当然決まっていた海外の仕事は辞退。

 

季節もちょうど冬へと向かう、陰気な時期で、お先真っ暗でしたね。

 

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で、我慢することも考えたけど、やっぱりやってられなくなり、バイトは辞めました。

理不尽な難癖をつけてくる上司の元で頑張るほどの気力は持ち合わせていませんでしたので(笑)

 

はい、無職生活再び

 

南の島で身に着けた「足るを知る」「多くを求めない」心で、節約生活を送るようになりました。

 

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同時に母の部屋に介護ベッドを導入することになったので、我が家の大掃除もスタート。しばらくは介護準備要員として、自宅勤務(!?)しておりました。

 

ただ、幸い母に合う薬があり、余命数か月は避けられたのですが、今度は介護生活がスタート。夜中に起こされたりする、アレが始まったわけですよ。

 

それでも人間は慣れるもので、数か月後には母も介護されることに慣れ、私たち家族も介護に慣れてきました。

 

落ちついたころ、家族から無職であることをなじられ(本気で腹が立った)、自分のことを考えることを決意。

 

まずは食いぶちのために旅行会社でバイトすることにして、1年以内に再び海外へ出ていく道を模索することにしたのです。

 

そしたらなんと「明日からバイト~」という日曜日に、南の島時代の友人から連絡が入り、

「(私も行く)ベトナムの案件で、○○の仕事ができる人を探してる。シュカさんか、お友達でいない?」

 

その、ベトナム行きの切符、

ワタシがもらった~~~~!!!!

 

というわけで、1年も待たずして、再び海外へ、しかもあこがれのベトナムへ飛び立てることになったのでした。

 

 

⑤人生のご褒美期間@ベトナムシンプルライフ定着期

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ベトナムの中でも近年観光地としても評価が上がっているダナンが次なる私のすみか。

 

一度海外暮らしをしているので、持っていくべきものも要領を得ています。

 

さらに、kindleをゲットして電子書籍デビューも。

 

南の島国とは違って、食生活で困ることはないでしょうし、モノもそれなりにある場所なので、何から何まで持参することはありませんでした。

 

が、仕事の道具もあったのでスーツケース3つとバッグパック1つを手持ちで持ち込むという暴挙に出ました。

 

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ベトナムへの輸送は現地で個別に課税されるので、超過料金払って持ち込んだほうが安いのです。

 

ハノイホーチミン程ごみごみしておらず、でも適度に都会のダナンは本当に暮らしやすかったです。

 

もちろんライフスタイルもシンプル。

 

朝は早起きして、川沿いをウォーキング。

週に1,2回はその帰りに朝一で野菜や果物、豆乳を買う。

週に3日はお弁当を作って職場へ持参。

 

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職場へは徒歩で通勤し、昼休みは2時間あるので1時間弱はお昼寝。

午後の仕事が終わるのが5時。

バイクの波をくぐるように道を渡りながら帰宅し、

軽く夕食を取って、洗濯したり、読書したり。

 

また、現地のことを知りたくてボランティア活動をさせてもらったり。

週末も近場へ出かけたり。朝は少し足を延ばして、ビーチまでウォーキングしたり。

または、日本よりもはるかに安いカフェでまったり時間を楽しんだり。

 

コンパクトにまとまったダナンだからこそできた、シンプルだけど充実した生活が送れたと思います。

 

わずか10か月の短い任期を終え、シンプルライフも板について帰国したのですが、

再び試練が待っていました。